人文研究見聞録:琵琶湖 [滋賀県]

滋賀県にある琵琶湖(びわこ)についてまとめました。

概要

琵琶湖とは?

人文研究見聞録:琵琶湖 [滋賀県]

琵琶湖(びわこ)とは、滋賀県の中央部にある日本最大の湖です。

wikipediaによれば、形成された時期は約400万年~600万年前で、現在の三重県伊賀市平田に地殻変動によってできた構造湖であり、次第に北へ移動して約100~40万年前に現在の位置に至ったと考えられているようです。

丸木舟などが出土していることから縄文~弥生時代には既に交通路としても利用されており、古代には都から近い淡水の海として近淡海(ちかつあふみ)と呼ばれ、浜名湖は都から遠い淡水の海として遠淡海(とほつあふみ)と呼ばれたとされます。

この他にも淡海(あわうみ)淡海乃海(あふみのうみ)などと呼ばれ、測量技術が発達して琵琶(びわ)に形が似ていることが分かると琵琶湖と呼ばれるようになり、江戸中期頃に定着したとされています。

また、琵琶湖は世界有数の古代湖であり、約1100種類もの動植物が生息し、魚類や貝類などの固有種は61種類と報告されているそうです。

【琵琶湖の大きさ】

・南北の延長:63.49km
・最大幅:22.8km
・最小幅:1.35km
・面積:670.25k㎡
・貯水量:275億㎥

【琵琶湖の水深】

・全体の平均水深:約41.2m
・最大瑞深:103.58m

レジャー

人文研究見聞録:琵琶湖 [滋賀県]

琵琶湖の遊び方をまとめました。

・湖水浴:琵琶湖にはビーチが6ヵ所ほどあり、湖水浴が楽しめる
・釣り:ブラックバスやビワマスなどが釣れる
・キャンプ:琵琶湖周辺には多くのキャンプ場がある
・マリンスポーツ:サーフィンや水上スキーなどができる

豆知識

人文研究見聞録:琵琶湖 [滋賀県]

琵琶湖の豆知識をまとめました。

・急がば回れ:琵琶湖から上京する渡し舟は遅れや運休が多く、遠回りした方が早かったということに由来
・砂浜が広がっている:浜辺にビーチが広がっており、もはや海のようになっている
・波が立っている:琵琶湖は海のように波が立っている(大地震の際には津波が起こると言われている)
・蜃気楼が見られる:気候条件によって蜃気楼が見られる(4・5月に多く観測されるらしい)


伝説

ダイダラボッチの伝説

人文研究見聞録:琵琶湖 [滋賀県]

昔、大太法師(ダイダラボッチ)という大男がいた。

大太法師は近江国で大地を掘り、掘り出した土を運んで山を築いた。

掘った跡は大きな湖(琵琶湖)となり、運んだ土は大きな山(富士山)となった。

大太法師が土を運ぶ途中で残した左足跡はだいらぼう(静岡市)の山頂にある窪地となった。

また、琵琶湖と富士山との間にある山々は、運ぶ途中にこぼれた土からできたという。

琵琶湖と淡路島

人文研究見聞録:琵琶湖 [滋賀県]
琵琶湖
人文研究見聞録:琵琶湖 [滋賀県]
淡路島

昔、大きな隕石が落ちてきて、その衝撃で地球の反対側の場所の大地が飛び出した。

その飛び出した大地は、宙を半回転して近くに落ちた。

この大地が飛び出した窪みが琵琶湖となり、飛び出して落ちた大地が淡路島となった。

※正統竹内文書の口伝にも同様の説話があるとされる
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。