須佐ホルンフェンス [山口県]
2015/10/29
山口県萩市の須佐(すさ)にある須佐ホルンフェンスです(須佐町は現存せず)。
岸壁が白と黒の地層に分かれて重なっていることが全国的に珍しく、観光地としても有名なんだそうです。
なお、周囲には奇妙な巨石や奇岩が数多く点在しており、周辺にはスサノオにまつわる場所が多数あります。
そのため、スサノオを全面的に推しており、「須佐之男いか」というブランド烏賊も販売されています。
ホルンフェンス周辺の見どころについてはこちらを参照:【須佐ホルンフェンスの見どころ】
ホルンフェンスとは?
ホルンフェンスとは変成岩の一種で、ドイツ語のHorn(角)とFelsen(崖・岩石)から「固い岩石」という意味を指し、熱による変成によって生じる接触変成岩とされています。
須佐ホルンフェンスは、白い部分は砂岩層、黒い部分は泥岩層からなる地層とされ、そこに火成岩体(高山はんれい岩)が貫入し、その熱作用によって変成岩(接触変成岩)に変化したものと考えられているそうです。
なお、厳密なホルンフェンスの意に当てハマるのは断層部分ではなく、その奥の黒雲母に変わった部分を指すとされ、このストライプの岩石を指すものではありませんが、広義にホルンフェンスと言っても差支えは無く、一種の愛称にもなることから、この名で呼ばれているものと言われています。
須佐ホルンフェンスの雰囲気
目的地までの道のりは広く、かつ舗装されており、自動車があれば特に苦労の無い場所に位置しています。
駐車場から既に見えてくるのが、須佐湾に広がる白と黒のストライプ模様の奇妙な岸壁・須佐ホルンフェンスです。
こうした岸壁は全国でも非常に珍しく、近づいて実際に触ってみることもできます。
周囲に点在する奇岩や島々、および美しい日本海も望めることから、なかなか見どころが多い場所と言えます。
また、ホルンフェンスとは逆方向の道には、面白い巨石が点在している場所があります(ここもオススメ)。
なお、駐車場付近のお土産屋には「海野みことちゃん」という御当地萌えキャラのグッズも販売されています。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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