地獄谷(鳥地獄・炭酸地獄・虫地獄) [兵庫県]
2017/04/25
兵庫県神戸市の有馬温泉地区にある地獄谷(じごくだに)です。
かつて炭酸ガスが噴出していた地帯であり、虫や小鳥が死んでいたことから この名で呼ばれていたとされます。
現在は その跡地として、鳥地獄や虫地獄と刻まれた石碑が設置されています。
概要
案内板によれば、当地は かつて炭酸ガスが噴出する地帯であり、この影響で虫や小鳥が死んでいたことから、地獄谷と呼ばれていたとされています。また、谷の中には鳥地獄・炭酸地獄・虫地獄と呼ばれる場所があるそうです。現在は石碑が残っているのみで、付近には湯山稲荷大明神という神社と仏堂があります。
なお、案内板による解説は以下の通りです。
地獄谷
射場山(いばやま)と愛宕山(あたごやま)との間の谷を地獄谷(じごくだに)と呼んでいます。ここは、数十万年前の地殻変動のときにできた射場山断層です。
この谷には、鳥地獄・炭酸地獄・虫地獄などがあります。射場山断層の割れ目から、たくさんの炭酸ガスが噴き出て、虫や小鳥などが死んだところに、この名の由来があります。
また、この付近に湧き出ている炭酸水は、かつて その成分がわからず、町民から「毒水」として恐れられていました。この毒水の湧き出ていた「血の池」という炭酸泉に目をつけた三田城主の山崎家盛は、慶長2年(1597年)に温泉場をつくろうとしました。これに驚いた町民は、太閤さんに直訴し、この工事をやめさせました。家盛は激怒して当時の住民を皆殺しにすると言った という話が残っています。
明治以後に、虫や小鳥などが死んだのが、炭酸ガスのためであると分かりました。それからは、炭酸泉の掘削が行われ、湧き出た炭酸水は良質の美味しい飲料水として評判になりました。
この地獄谷を訪れ、鼓ヶ滝を巡るコースは古くから湯治客の散歩道として親しまれ、鎌倉、室町時代の五山文学の詩集などにも登場しています。
射場山(いばやま)と愛宕山(あたごやま)との間の谷を地獄谷(じごくだに)と呼んでいます。ここは、数十万年前の地殻変動のときにできた射場山断層です。
この谷には、鳥地獄・炭酸地獄・虫地獄などがあります。射場山断層の割れ目から、たくさんの炭酸ガスが噴き出て、虫や小鳥などが死んだところに、この名の由来があります。
また、この付近に湧き出ている炭酸水は、かつて その成分がわからず、町民から「毒水」として恐れられていました。この毒水の湧き出ていた「血の池」という炭酸泉に目をつけた三田城主の山崎家盛は、慶長2年(1597年)に温泉場をつくろうとしました。これに驚いた町民は、太閤さんに直訴し、この工事をやめさせました。家盛は激怒して当時の住民を皆殺しにすると言った という話が残っています。
明治以後に、虫や小鳥などが死んだのが、炭酸ガスのためであると分かりました。それからは、炭酸泉の掘削が行われ、湧き出た炭酸水は良質の美味しい飲料水として評判になりました。
この地獄谷を訪れ、鼓ヶ滝を巡るコースは古くから湯治客の散歩道として親しまれ、鎌倉、室町時代の五山文学の詩集などにも登場しています。
周辺の見どころ
湯山稲荷大明神
石碑付近にある湯山稲荷大明神です。
仏堂
石碑付近にある仏堂です(地蔵堂でしょうか?)。
料金: 無料
住所: 兵庫県神戸市北区有馬町1601(マップ)
営業: 終日開放
交通: 有馬温泉駅(徒歩17分)
公式サイト: http://www.arima-onsen.com/facility_info108.html
住所: 兵庫県神戸市北区有馬町1601(マップ)
営業: 終日開放
交通: 有馬温泉駅(徒歩17分)
公式サイト: http://www.arima-onsen.com/facility_info108.html
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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