橋姫神社 [京都府]
2018/04/08
京都府宇治市にある橋姫神社(はしひめじんじゃ)です。
飛鳥時代に架けられた宇治橋の鎮守社であり、祭神に瀬織津比咩神を祀っています。
神社概要
由緒
由緒書によれば、孝徳天皇の御代である大化2年(646年)に、元興寺の僧・道登が勅許を得て宇治橋を架けることになった際、橋の鎮護のため、宇治川上流の櫻谷に鎮座していた瀬織津比咩神(セオリツヒメ)を橋上に奉祀したことに始まるとされます。
当初は宇治橋の守り寺とされた放生院(橋寺)の境内の「三の間」に祀られていたとされますが、後に宇治橋の西詰に遷され、その時に宇治橋左岸の櫻の馬場にあった住吉神社も境内に奉祀されたそうです。
その後、明治3年(1870年)の洪水によって流出してしまったことから、明治39年(1906年)10月に当地に遷座して現在に至るとされています。なお、当社は『源氏物語』の「橋姫」に因む古跡とされ、境内には案内板が設置されています。
祭神
橋姫神社の祭神は以下の通りです。
・瀬織津比咩神(セオリツヒメ):『大祓詞』に登場する神で、祓いを司る祓戸四神の一柱とされる女神
→ 水神・川神・瀧神・海の神として祀られることもある
→ 『記紀神話』には登場しないが、『ホツマツタヱ』ではアマテルの后(正室)とされている
→ 宇治橋の鎮護社とされた当社では、橋の守り神として「橋姫」の名で呼ばれている
→ 水神・川神・瀧神・海の神として祀られることもある
→ 『記紀神話』には登場しないが、『ホツマツタヱ』ではアマテルの后(正室)とされている
→ 宇治橋の鎮護社とされた当社では、橋の守り神として「橋姫」の名で呼ばれている
境内社
橋姫神社の境内社は以下の通りです。
・住吉神社(摂社):住吉明神を祀る
境内の見どころ
鳥居
橋姫神社の鳥居です。
社殿
橋姫神社の社殿です。
比較的、小規模な社殿となっています。
社殿全景
橋姫神社の社殿全景です。
本社と摂社が横並びに鎮座しています。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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