もみじ饅頭 [広島県]
2018/08/17
宮島名物のもみじ饅頭です。
しっとりとした生地の中に餡がギッシリと詰まった もみじ形の焼饅頭となっています。
概要
もみじ饅頭は、もみじをかたどった焼饅頭で宮島名物として知られています。基本的には中身はあんこ(こしあん・つぶあん)になっていますが、現在では白あん・抹茶あん・栗あんやチョコ・カスタード・チーズなどといったクリームが入ったものなど様々なバリエーションがあり、広島周辺の至るところで販売されています。
ルーツについては、明治時代の宮島の和菓子職人である高津常助が発案者であるとされ、島内の名所・紅葉谷にある旅館「岩惣」に和菓子を納めていた高津が、旅館の女将から紅葉谷の名にふさわしい菓子の制作の依頼を受け、これを機に明治39年(1906年)に完成させた「紅葉形焼饅頭」に始まるといわれています。
また、一説に岩惣に宿泊していた伊藤博文が紅葉谷の入口にある茶屋で休憩していたとき、茶を運んできた娘の手を見て「その紅葉のような可愛らしい手を焼いて食うたらさぞ美味しかろう」と冗談を言い、それを聞いていた仲居がこのことを高津に伝えたことから、もみじの葉を模った「紅葉形焼饅頭」が誕生したともいわれているそうです。
感想
もみじ饅頭は、生地はしっとりしており、餡もギッシリ詰まっている印象があります。餡の種類も様々なものがあり、いずれも美味しくて、お茶・牛乳・コーヒーなど色々な飲み物にもよく合うと思います。
なお、もみじ饅頭には多くのメーカーがあり、生地の感じや餡の種類もメーカーによってそれぞれ異なります。大抵の店舗ではバラ売りされているので、色んなものを買って食べ比べてみるのも面白いと思います。
また、もみじ饅頭にはレンジでチンする・トースターで焼く・冷凍する・揚げるなど様々な食べ方があるらしく、こうした食べ方で食べてみるのもアリかと思います。ちなみに広島県内ではもみじ饅頭から派生した 生もみじ(餅生地)・燁もみじ(クッキー生地)や揚げもみじ(天ぷら)なんかも販売されています。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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