人文研究見聞録:熊野皇大神社 [兵庫県]

兵庫県明石市にある熊野皇大神社(くまのこうたいじんじゃ)です。

江戸時代に再建された稲爪神社の跡地に建てられた熊野社であり、祭神に伊邪那岐命(イザナギ)・伊邪那美命(イザナミ)を祀っています。


由緒

由緒書によれば、戦国時代(1578年)の中国征伐における播磨進攻の大蔵谷城攻略の折り、稲爪神社がその兵火の影響で焼失したため、この地に小祠を建て稲爪神社を仮に祀ったとされます。

その後、江戸初期(1637年)に稲爪神社が再建されたので、その遷御の後、この小祠に明石城主・松平丹波守光重が紀州熊野三社権現(熊野本宮大社・熊野那智大社・熊野速玉大社)を勧請して現在に至るとされています。

稲爪神社についてはこちらの記事を参照:【稲爪神社】

祭神

熊野皇大神社の祭神は以下の通りです。

・伊邪那岐命(イザナギ):国産・神産の男神であり、熊野三山で祀られる
・伊邪那美命(イザナミ)国産・神産の女神であり、熊野三山で祀られる

境内社

人文研究見聞録:熊野皇大神社 [兵庫県]
白龍神社
人文研究見聞録:熊野皇大神社 [兵庫県]
高倉大明神
人文研究見聞録:熊野皇大神社 [兵庫県]
稲荷社

熊野皇大神社の境内社は以下の通りです。

・白龍神社
・高倉大明神
・稲荷社(最上大神、小森大神、杉大神、荒熊大神、松尾大神、三岳大神)

料金: 無料
住所: 兵庫県明石市東人丸町6-6(マップ
営業: 終日開放
交通: 大蔵谷駅(徒歩5分)、人丸前駅(徒歩6分)
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。