京都府宮津市にある桜山天満宮（さくらやまてんまんぐう）です。

菅原道真公を祀る天満宮であり、境内には宮津藩最後の藩主である本荘宗秀・宗武の墓があります。




由緒書によれば、古くより天満宮もしくは天神社と呼ばれてきたとされ、元は社殿の背後の桜山に鎮座していたとされます。その勧請年代は不詳とされますが、江戸時代の寛永年間に宮津藩主・京極高広（きょうごくたかひろ）が現地に再建したとされています。

また、当社に祀られる菅公神像（菅原道真公の像）は元々 太閤秀吉が身近に守護神として所持していたものであるとされ、それが側室・松の丸によって京極高広に贈られたと伝えられるそうです。なお、松の丸（京極竜子）は高広の父・高知の妹で、当初は若狭守護・武田元明に嫁いだとされますが、元明は秀吉に攻められて自害したことから、松の松は秀吉の側室になったとされています。

菅原道真

桜山天満宮の祭神は以下の通りです。





桜山天満宮の境内社である稲荷神社です。

拝殿の右に位置しており、稲荷神を祀っています。



桜山天満宮の境内社である櫻山大黒天（さくらやまだいこくてん）です。

拝殿の左に位置しており、大国主（大黒様）を祀っています。




櫻山大黒天の横には謎の磐座が祀られています。



天満宮でお馴染みの牛像です。

非常に美しい漆黒の牛像となっています。



桜山天満宮にある本荘宗秀・宗武（ほんじょうむねひで・むねたけ）の墓です。

宮津藩の最後の藩主として、この地に埋葬されています。