人文研究見聞録:東天神社 [高知県]

高知県高知市にある東天神社(ひがしてんじんじゃ)です。

かつては土佐神社の末社であり、現在は東一宮の氏神様として親しまれているとされています(祭神名は不明)。


概要


案内板によれば、明治期の『土佐郡一宮村合社帳』に「土佐神社艮寅(北東)方東ノ元の山上に鎮座」とあることから、近年までは現在地から約100m東の山腹に祀られていたとされています。

その後、平成10年(1998)9月の大雨によって境内の地盤が緩み、崩壊の恐れがあるため、新たに宮地を造成したとされ、すべての建造物を移動の上、御神体を遷座したんだそうです。

これ以上の詳しいことは不明ですが、社名から一宮西町に祀られる西天神社に対応する神社であると考えられ、そこが天満宮であったという記録があることから、東天神社の祭神も菅原道真公であったと推察することができます。

料金: 無料
住所: 高知県高知市一宮しなね2丁目26-9(マップ
営業: 終日開放
交通: 土佐一宮駅(徒歩30分)、とさでん交通バス「一宮神社前」下車
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。