八雲神社 [島根県]
2017/09/07
島根県出雲市にある八雲神社(やくもじんじゃ)です。
同市にある須佐神社の分祀であり、祭神に須佐之男命・八島士奴美命・天照大神を祀っています。
縁結びに御利益があるとされ、境内には珍しく狛龍が祀られています。
神社概要
由緒
当社は須佐之男命(スサノオ)の御霊を祀る須佐神社 (出雲市)の分祀であり、地元では「八雲さん」と呼ばれる縁結びの神社として親しまれているとされます(スサノオとクシナダヒメの神話に因む)。
そのため、当社周辺は「縁結びロード」と呼ばれ、当社には縁結びに御利益のある「狛龍」があり、縁結びを願って八雲橋から高瀬川に流す「ねがいびな」という御札も販売されています。
なお、由緒書による説明は以下の通りです。
【八雲神社 由緒】
須佐之男命(スサノオ)は斐伊川上流で奇稲田姫(クシナダヒメ)を助けるために八岐の大蛇(ヤマタノオロチ)を退治し、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ、草薙剣とも)を得られた。そのとき、「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる その八重垣を」と詠まれた。八雲神社は この由来による。
航海術に長けられた須佐之男命は、草木の種を持ち子神達を連れて諸国を往来され、植林、生業に連なる文明の業を教えられた。この御神徳を授かった これらの地方では、海上安全、農林業、商業、鉱業など産業守護神として、また、疫病、厄除けの大神として崇拝されている。
須佐之男命(スサノオ)は斐伊川上流で奇稲田姫(クシナダヒメ)を助けるために八岐の大蛇(ヤマタノオロチ)を退治し、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ、草薙剣とも)を得られた。そのとき、「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる その八重垣を」と詠まれた。八雲神社は この由来による。
航海術に長けられた須佐之男命は、草木の種を持ち子神達を連れて諸国を往来され、植林、生業に連なる文明の業を教えられた。この御神徳を授かった これらの地方では、海上安全、農林業、商業、鉱業など産業守護神として、また、疫病、厄除けの大神として崇拝されている。
祭神
八雲神社の祭神は以下の通りです。
・須佐之男命(スサノオ):三貴子の一柱で出雲の祖神(天照大神の弟神に当たる)
・八島士奴美命(ヤシマジヌミ):スサノオとクシナダヒメの御子神
・天照大神(アマテラス):太陽を神格化した皇祖神であり、伊勢内宮の主祭神として有名
・八島士奴美命(ヤシマジヌミ):スサノオとクシナダヒメの御子神
・天照大神(アマテラス):太陽を神格化した皇祖神であり、伊勢内宮の主祭神として有名
境内の見どころ
手水舎
八雲神社の手水舎です。
狛龍
八雲神社の狛龍です。
「剣」と「玉」を持つ狛龍が左右に配置されています。
なお、「剣」に触れながら祈願すれば「勝負事」、「玉」に触れながら祈願すれば「良縁」の御利益が得られるそうです。
拝殿
八雲神社の拝殿です。
本殿
八雲神社の本殿です。
八雲橋
八雲神社の参道に架かる八雲橋です。
当社周辺で販売される「ねがいびな」という縁結びの御札を流す場所とされています。
八雲公園
八雲神社の隣は八雲公園になっています。
ブロンズ像
八雲神社の周辺には、出雲神話に因むブロンズ像が配置されています。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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コメント
2 件のコメント :
地元民です。本殿の建て直し前は、狛犬もいませんでしたし、ねがいびなもありませんでした。地元民を差しおいて、しゃしゃり出てきた金もうけをしたい者が全て後付けでしたことです。商店街のホームページに書かれていることが本当とは限りません。
そうだったんですか、貴重な情報ありがとうございます。
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