三光石 [奈良県]
2015/03/27
奈良県明日香村の橘寺にある三光石(さんこうせき)です。
奇妙な形をした岩であり、聖徳太子による勝鬘経講讃の際に日・月・星の三光を放ったと伝えられています。
橘寺についてはこちらを参照:【橘寺】
三光石とは?
三光石(さんこうせき)とは、橘寺の境内に安置されている奇岩であり、聖徳太子による勝鬘経講讃の際に日・月・星の三光を放ったとされ、奇妙なことが重なったことから橘寺建立の契機となったとされています。
なお、橘寺の寺伝には以下のように記されています。
推古14年秋7月(606年)、聖徳太子は天皇の仰せによって勝鬘経(しょうまんきょう)を三日間にわたって御講讃になった。
その時、大きな蓮の花が庭に1mも降り積もり(蓮華塚)、南の山に千の仏頭が現れ光明を放ち(仏頭山)、太子の冠から日月星の光が輝き(三光石)、不思議な出来事が起こったので、天皇は驚かれて、この地にお寺を建てるように太子に命ぜられた。
その時、大きな蓮の花が庭に1mも降り積もり(蓮華塚)、南の山に千の仏頭が現れ光明を放ち(仏頭山)、太子の冠から日月星の光が輝き(三光石)、不思議な出来事が起こったので、天皇は驚かれて、この地にお寺を建てるように太子に命ぜられた。
日・月・星について
日・月・星(にち・げつ・しょう)とは"太陽・月・星"のことを指し、これに対する信仰は世界各地に存在し、神話や宗教の中で表現されているといわれています。その代表的なものは以下の通りです。
・神道では、三貴子や三種の神器の象徴とされることがある
・仏教では、三光天子は日・月・星(金星)の象徴とされる
・インド神話におけるスーリヤ、チャンドラ、シュクラは、仏教の三光天子に当たる
・古代シュメールの信仰は日・月・星の三位一体であったとされる
・古代アラビアの部族にも日・月・星の信仰があったとされる
参考サイト:日月星三光信仰
・仏教では、三光天子は日・月・星(金星)の象徴とされる
・インド神話におけるスーリヤ、チャンドラ、シュクラは、仏教の三光天子に当たる
・古代シュメールの信仰は日・月・星の三位一体であったとされる
・古代アラビアの部族にも日・月・星の信仰があったとされる
参考サイト:日月星三光信仰
料金: 一般 350円、中高生 300円、小学生 150円
住所: 奈良県高市郡明日香村橘532(マップ)
営業: 9:00~17:00(受付16:30まで)
交通: 岡寺駅(徒歩29分、バスまたはレンタサイクル推奨)
備考:聖倉殿(宝物館)の公開は春・秋の特定期間のみ
公式サイト:http://tachibanadera-asuka.jimdo.com/
住所: 奈良県高市郡明日香村橘532(マップ)
営業: 9:00~17:00(受付16:30まで)
交通: 岡寺駅(徒歩29分、バスまたはレンタサイクル推奨)
備考:聖倉殿(宝物館)の公開は春・秋の特定期間のみ
公式サイト:http://tachibanadera-asuka.jimdo.com/
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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