櫟谷・宗像神社(嵐山弁天社) [京都府]
2015/09/15
京都府京都市西京区にある櫟谷・宗像神社(いちたにむなかたじんじゃ)です。
嵐山の渡月橋付近、嵐山モンキーパークいわたやま への通り道に鎮座しており、祭神に奥津島姫命・市杵島姫命を祀っています。
神社概要
由緒
由緒書によれば、当社は奈良時代の大宝年間(701~704年)より鎮座している古社であり、古来より名勝嵐山に鎮座していたことから「嵐山弁天社」と俗称されたと云われています。
また、祭神に河海の女神である奥津島姫命・市杵島姫命を祀っており、平安時代に葛野の鋳銭所(現在の造幣局)で造られた鋳銭が必ず当社に奉納されるようになったことから、福徳財宝の神としても信仰されるようになったそうです。
現在は松尾大社の境外摂社となっており、櫟谷社と宗像社の2社が1殿に併せる形で祀られています。
なお、由緒書による説明は以下の通りです。
櫟谷(いちたに)・宗像(むなかた)神社
当社は世人 古くより、俗に嵐山弁天社と称し、奈良時代の大宝年間より鎮座されている名社である。
平安時代、葛野に鋳銭所(今の造幣局)があり、新しい鋳銭は必ず当社に奉納せられたという。爾来(じらい)福徳財宝の神として人々の尊崇が厚い。また、河海の女神であるところから、水難の守護神ともされている。
古来、風光明媚の名勝 嵐山に訪れる人は必ず詣でた神社である。
・大井川 しぐるる秋の 櫟谷(いちいだに) 山や嵐の 色をかすらむ(藤原為家)
・時鳥(ほととぎす) 鳴くや真昼の いちひたに(一白)
当社は世人 古くより、俗に嵐山弁天社と称し、奈良時代の大宝年間より鎮座されている名社である。
平安時代、葛野に鋳銭所(今の造幣局)があり、新しい鋳銭は必ず当社に奉納せられたという。爾来(じらい)福徳財宝の神として人々の尊崇が厚い。また、河海の女神であるところから、水難の守護神ともされている。
古来、風光明媚の名勝 嵐山に訪れる人は必ず詣でた神社である。
・大井川 しぐるる秋の 櫟谷(いちいだに) 山や嵐の 色をかすらむ(藤原為家)
・時鳥(ほととぎす) 鳴くや真昼の いちひたに(一白)
祭神
櫟谷・宗像神社の祭神は以下の通りです。
・(櫟谷社)奥津島姫命(オキツシマヒメ):宗像三女神の一柱で、多紀理毘売命(タギリヒメ)、田心姫(タゴリヒメ)とも呼ばれる
→ 『記紀』においては「スサノオとアマテラスの誓約」で生まれた女神の一柱とされる
・(宗像社)市杵島姫命(イチキシマヒメ):宗像三女神の一柱で、厳島神社の祭神として知られる
→ 『記紀』においては「スサノオとアマテラスの誓約」で生まれた女神の一柱とされる
→ 現在では弁財天(べんざいてん)と習合して祀られていることが多い
→ 『記紀』においては「スサノオとアマテラスの誓約」で生まれた女神の一柱とされる
・(宗像社)市杵島姫命(イチキシマヒメ):宗像三女神の一柱で、厳島神社の祭神として知られる
→ 『記紀』においては「スサノオとアマテラスの誓約」で生まれた女神の一柱とされる
→ 現在では弁財天(べんざいてん)と習合して祀られていることが多い
境内の見どころ
鳥居
櫟谷・宗像神社の鳥居です。
社殿
櫟谷・宗像神社の社殿です。
朱色の玉垣で囲まれた非常に美しい社殿となっています。
玉造龍神
櫟谷宗像神社の境内には「玉造龍神」と刻まれた石が安置されています。
嵐山近辺には「龍神信仰」があるということなのでしょうか?
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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