宿院頓宮 [大阪府]
2017/08/14
大阪府堺市にある宿院頓宮(しゅくいんとんぐう)です。
住吉大社・大鳥大社の頓宮であり、祭神に住吉大神・神功皇后・日本武尊・大鳥連祖神が祀られています。
なお、付近には海幸山幸の神話に登場する潮干玉を埋めたという伝説的な堀もあります。
神社概要
由緒
当宮は住吉大社の御旅所として設置され、住吉大社の祭神である住吉大神・神功皇后と、大鳥大社の祭神である日本武尊・大鳥連祖神を祀っています。
住吉の「宿居」から転じて「宿院」と呼ばれるようになったと言われ、古くから祓い祭りの斎場・御旅所であり、夏の大祓日には住吉大社から神輿を迎え、境内西側にある飯匙堀(いいがいぼり)では「荒和大祓神事」が行われてきたそうです。
また、明治以降は大鳥大社からも神輿の渡御が行われるようになり、国境の町「堺」を象徴する摂津国と和泉国の両一宮の頓宮となったとされています。
なお、飯匙堀という堀は、海幸山幸の神話に登場する"潮干玉(しおひるたま)"を埋めたところで、どんなに雨が降っても水が溜まらないという伝説があるそうです。
祭神
宿院頓宮の祭神は以下の通りです。
・住吉大神(すみよしおおかみ):住吉大社の主祭神(底筒男命・中筒男命・表筒男命の三神を指す)
・神功皇后(じんぐうこうごう):仲哀天皇の皇后であり、応神天皇の母
・日本武尊(ヤマトタケル):第12代景行天皇の皇子であり、九州の熊襲と東北の蝦夷を征伐したとされる
・大鳥連祖神(おおとりのむらじのおやがみ):大鳥連の祖神で、天児屋根命(アメノコヤネ)であるとされる
※当宮祭神の日本武尊・大鳥連祖神は、大鳥井瀬大神(弟橘媛命)となっている資料もある
・神功皇后(じんぐうこうごう):仲哀天皇の皇后であり、応神天皇の母
・日本武尊(ヤマトタケル):第12代景行天皇の皇子であり、九州の熊襲と東北の蝦夷を征伐したとされる
・大鳥連祖神(おおとりのむらじのおやがみ):大鳥連の祖神で、天児屋根命(アメノコヤネ)であるとされる
※当宮祭神の日本武尊・大鳥連祖神は、大鳥井瀬大神(弟橘媛命)となっている資料もある
境内の見どころ
鳥居
宿院頓宮の鳥居です。
社殿
宿院頓宮の社殿です。
白夜の兎群像
宿院頓宮前の広場にある白夜の兎群像です。
飯匙堀
宿院頓宮の付近にある飯匙堀(いいがいぼり)です。
堀に磐座が祀られており、「日本神話」の海幸山幸に登場する潮干珠(しおひるたま)を埋めた所とされています。
なお、潮干珠は潮を引かせる霊力があるという玉で、飯匙堀には雨水が溜まらないと言われています。
料金: 無料
住所: 大阪府堺市堺区宿院町東2丁1-6(マップ)
営業: 終日開放
交通: 宿院駅(徒歩3分)、堺東駅(徒歩16分)
公式サイト: http://www.shukuin-tongu.net/
住所: 大阪府堺市堺区宿院町東2丁1-6(マップ)
営業: 終日開放
交通: 宿院駅(徒歩3分)、堺東駅(徒歩16分)
公式サイト: http://www.shukuin-tongu.net/
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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