奈良のシカ [奈良県]
2017/08/08
奈良県奈良市の奈良公園に生息する 奈良のシカ についてまとめました。
概要
奈良市の都市公園である奈良公園には、大量のシカ(ニホンジカ)が生息しています。
このシカは「奈良のシカ」として国の天然記念物に指定されており、人に飼育されているわけではない野生動物であるとされています。その一方で、春日大社の神使として古くから手厚く保護されてきたという歴史があるため、捕まえたり、傷つけたりすることは違法行為とされているそうです。
なお、シカが生息している範囲は幅広く、興福寺・東大寺・春日大社などの観光スポット周辺では必ず見かけます。また、東大寺周辺ではシカのおやつとして「鹿せんべい」が販売されており、これをシカに買い与えることが観光名物となっています。
また、「奈良」と「シカ」というイメージは一般的に強く知られていますが、街中で人間と野生の鹿が共存しているという光景は他では見られないと思うので、実際に目の当たりにしてみると貴重な体験をした気分になれます(オススメです)。
奈良公園にシカがいる理由
鹿(シカ)は春日大社の神使であり、春日大社の社伝によれば "神護景雲元年(767年)、平城京の鎮護のために常陸国の鹿島神宮の祭神である武甕槌命(タケミカヅチ)を当地に勧請した際、武甕槌命は白鹿に乗って御蓋山(三笠山)にやって来た"と伝えられ、この伝説から鹿を神鹿として保護し敬愛したと言われています。
そのため、奈良公園の鹿は古くから手厚く保護されてきており、殺めると厳しい刑罰を与えられたそうです。また、誤って文鎮で鹿を殺してしまった子供が、鹿の死骸とともに生き埋めとなったという伝説もあり、地元住民は今でも鹿に愛着と畏敬の念を併せ持っているとされています。
奈良のシカについての豆知識
奈良のシカについての豆知識をまとめました。
・シカの主食:シカの主食は奈良公園の芝であり、その他に木の実などを食べているとされる(1日5kg)
・鹿せんべいの材料:米ぬかと小麦粉のみとされる(人間が食べても害はないが、苦くて不味いとか…)
・お辞儀をするシカ:奈良公園のシカは、エサをもらう際に頭を下げてお辞儀をする
・子鹿が見られる:場合によっては生まれての子鹿を見ることができる(5~6月が出産のピークとされる)
・フンの掃除について:フンの掃除は人がやっているわけではなく、フンを食べる昆虫によって処理されている
・鹿せんべいの材料:米ぬかと小麦粉のみとされる(人間が食べても害はないが、苦くて不味いとか…)
・お辞儀をするシカ:奈良公園のシカは、エサをもらう際に頭を下げてお辞儀をする
・子鹿が見られる:場合によっては生まれての子鹿を見ることができる(5~6月が出産のピークとされる)
・フンの掃除について:フンの掃除は人がやっているわけではなく、フンを食べる昆虫によって処理されている
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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