人文研究見聞録:三宝荒神宮(防府市) [山口県]

山口県防府市にある三宝荒神宮(さんぽうこうじんぐう)です。

江戸時代に建てられた神社であり、主にペットの守護神として信仰を集めているとされます。


由緒

由緒書によれば、寛永17年(1640年)に当地で犬・牛・馬の病が流行して家畜が多く死んだことから、不安に思った村人たちが社を建立して祈ったところ、悉く治って事が収まったとされます。

その後、創建から350年に当たる平成2年(1990年)に再建され、以来 精神安定・火難の神および家畜(ペット)の守護神として信仰を集めているそうです。

なお、由緒書による説明は以下の通りです。

【三宝荒神宮 由来】

寛永17年(1640年)、此の地方に犬牛馬病が流行し、多く死す。村人憂いて仕事も手につかず、老人は気を患う。早速、社を建立し、祈願したるところ、悉く治り平安となる。平成2年が350年に当たり、ここに社を再建する。精神安定の神・火難および家畜の守護神として人々の崇敬を受ける。

祭神

三宝荒神宮の祭神は以下の通りです。

・三宝荒神(さんぽうこうじん):仏法僧の三宝を守護し、不浄を厭離する仏神とされる
 → 不浄を嫌うことから火の神に当てられ、竈の神として祀られることが多い
 → 当社ではペットの守護神とされる(境内の案内板より)

※由緒書に表記は無いが、社名から祭神は三宝荒神と思われる

料金: 無料
住所: 山口県防府市惣社町5(マップ
営業: 終日開放
交通: 防府駅(徒歩25分)
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。