牟礼神社(牟禮神社) [大阪府]
2017/12/21
大阪府茨木市にある牟礼神社(むれじんじゃ)です。
平安時代には存在していた古社であり、祭神に建速素盞鳴尊・天児屋根命を祀っています。
神社概要
由緒
wikipediaによれば、創建年代は不明なものの、『延喜式神名帳』に「摂津国島下郡 牟礼神社」と名が載せられている古社であり、当初は牟礼豪族の祖・大中津日子命(おおなかつひこのみこと)を祀っていたという説があるそうです。
また、中世に織田信長が統治手段としてキリスト教の保護と神社仏閣の焼却を行った際、当社も焼却の対象になったものの「天照大御神・春日大神・八幡大神・牛頭天皇(素盞嗚大神)の諸社は焼くべからず」という条件があったため、当社は牛頭天皇と春日神を祀ると詐称して焼却を免れたとされます(祭神は詐称したままになったとも)。
近代には、明治5年(1872年)に近代社格制度において村社に列し、昭和14年(1939年)に安威川の改修に際して現在地に移転して現在に至るとされています。
祭神
牟礼神社の祭神は以下の通りです。
・建速素盞嗚尊(タケハヤスサノオ):素戔男尊の別名(牛頭天王と習合)
→ 素盞鳴尊(スサノオ):三貴子の一柱で出雲の祖神(天照大神の弟神に当たる)
・天児屋根命(アメノコヤネ):「天岩戸神話」において祝詞を上げ、フトダマと共に鏡を差し出した神
→ 中臣連(後の藤原氏)の祖神であり、春日権現、春日大明神とも呼ばれている
→ 素盞鳴尊(スサノオ):三貴子の一柱で出雲の祖神(天照大神の弟神に当たる)
・天児屋根命(アメノコヤネ):「天岩戸神話」において祝詞を上げ、フトダマと共に鏡を差し出した神
→ 中臣連(後の藤原氏)の祖神であり、春日権現、春日大明神とも呼ばれている
境内の見どころ
鳥居
牟礼神社の鳥居です。
拝殿
牟礼神社の拝殿です。
周辺には遊具があります。
本殿
牟礼神社の本殿です。
遥拝所
牟礼神社の遥拝所です。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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