風土記現代語訳まとめ
2021/02/22
当サイトで公開中の風土記現代語訳のリンクをまとめました。
風土記
出雲国風土記
出雲国とは現在の島根県東半部のことで、スサノオやオオクニヌシといった出雲系の神々の伝説が記されています。なお、出雲国風土記は風土記の中で唯一完本で残っているものになります。
常陸国風土記
常陸国とは現在の茨城県辺りのことです。夜刀神・巨人・国栖などの伝説が特徴的です。
播磨国風土記
播磨国とは現在の兵庫県西南部のことです。神々の戦争、オホナムチとスクナヒコネの逸話、謎の石造物、巨人などの伝説が特徴的です。
豊後国風土記
豊後国とは現在の大分県辺りのことです。土地の神々や土蜘蛛などの伝説が特徴的です。
肥前国風土記
肥前国とは現在の佐賀県・長崎県辺りのことです。土地の神々や土蜘蛛などの伝説が特徴的です。
風土記 逸文
風土記 逸文は他書の引用として残っているものです。
畿内
畿内とは 山背国(京都府南部)・大和国(奈良県)・摂津国(大阪府北西部と兵庫県南東部)・河内国(大阪府南東部)・和泉国(大阪府南部) のことです。
東海道
東海道とは 伊賀国(三重県北西部)・伊勢国(三重県)・志摩国(志摩市)・尾張国(愛知県西半部)・参河国(愛知県東部)・遠江国(静岡県西部)・駿河国(静岡県中部)・伊豆国(静岡県南部)・甲斐国(山梨県)・相模国(神奈川県の一部) ・上総国(千葉県中部)・下総国(千葉県北部・茨城県南西部・埼玉県東部)・常陸国(茨城県)のことです。
東山道
東山道とは 近江国(滋賀県)・美濃国(岐阜県南部)・飛騨国(岐阜県北部)・信濃国(長野県)・陸奥国(福島県・宮城県・岩手県・青森県) のことです。
北陸道
北陸道とは 若狭国(福井県南西部)・越前国(福井県北部)・越後国(新潟県)・佐渡国(佐渡島) のことです。
山陰道
山陰道とは 丹後国(京都府北部)・丹波国(京都府中央部・兵庫県東部)・但馬国(兵庫県北部)・因幡国(鳥取県東半部)・伯耆国(鳥取県西半部)・出雲国(島根県東半部)・石見国(島根県西半部) のことです。
山陽道
山陽道とは 播磨国(兵庫県南部)・美作国(岡山県北東部)・備前国(岡山県東部)・備中国(岡山県西部)・備後国(広島県東部) のことです。
南海道
南海道とは 紀伊国(和歌山県・三重県尾鷲市辺り)・淡路国(淡路島)・阿波国(徳島県)・讃岐国(香川県)・伊予国(愛媛県)・土佐国(高知県) のことです。
西海道
西海道とは 筑前国(福岡県北西部)・筑後国(福岡県南西部)・豊前国(福岡県東部・大分県北部)・豊後国(大分県)・肥前国(佐賀県・長崎県)・肥後国(熊本県)・大隅国(鹿児島県の大隅半島・屋久島・種子島・奄美大島)・薩摩国(鹿児島県西半部)・壱岐国(長崎県壱岐)・対馬国(対馬) のことです。
その他
丹後国風土記 残欠
『丹後国風土記 残欠』は『丹後風土記』の一部であり、京都の北白川家に伝わっていたものを15世紀の末に丹後国一之宮籠神社の社僧・智海が筆写したものとされています。虫食い部分が多く、偽書とする説もありますが、籠神社にまつわる伝説、オオナムチとスクナヒコナの逸話、土蜘蛛の伝説などが記されており、なかなか興味深い内容となっています。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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