亀之森住吉神社 [大阪府]
2017/12/25
大阪府池田市にある亀之森住吉神社(かめのもりすみよしじんじゃ)です。
奈良時代に創建された古社であり、祭神に住吉大神・息長足姫命(神功皇后)を祀っています。
神社概要
由緒
公式サイトによれば、当社の社伝に「この辺りは大昔は入海だったが、第15代応神天皇の頃に忽然として亀形の小島が現れ、次第に土地が開けた」とあり、宝亀元年庚戊年(770年)のある夜、里人の夢に住吉大神が現れ「吾(われ)は住吉大神なり、汝ら吾を信ずる者は白箭(矢)の止まる処を見よ」と神託が下ったため、翌朝 人を集めて森に向かうと その通りになっていたことから、これに驚き畏んだ里人たちによって住吉大神が奉祀されたことに始まるとされます。
また、社伝に「風雨順に民豊なり、よって郡名を豊島と呼び、この里を豊島ノ庄と言い、世々 亀之森住吉神社と云う」とあり、創祀より豊島郡(現在の豊中市、池田市の地域)の総鎮守・大産土神として崇敬されてきたそうです。
なお、wikipediaによれば 中世には大永6年(1526年)に社殿が造営され、天正年間(1573年~1592年)の兵火で焼失したものの、麻田藩主・青木氏の祈願所となったことで社領を寄進され、近世には寛永年間(1624~1644年)社殿を新造し、明和3年(1764年)に社殿の改築が行われたとされます。
近代には、明治5年(1872年)に村社となり、明治40年(1907年)に神饌幣帛料供進社に指定を受け、石橋の厳島神社・八幡神社、垣添の荒神社、麻田の皇大神社、天王山の八阪神社を合祀し、明治41年(1908年)に東市場の天神社を合祀したとされ、戦後は昭和47年(1972年)に社殿の再建、平成9年(1997年)に社殿の修復をして現在に至るとされています。
祭神
亀之森住吉神社の祭神は以下の通りです。
・住吉大神(すみよしおおかみ):住吉大社の主祭神(表筒男命・中筒男命・底筒男命の三神を指す)
・表筒男命(ウワツツノオ):住吉大社で祀られる住吉三神の一柱
・中筒男命(ナカツツノオ):同上
・底筒男命(ソコツツノオ):同上
・息長足姫命(オキナガタラシヒメ):仲哀天皇の皇后であり、応神天皇の母(神功皇后)
・表筒男命(ウワツツノオ):住吉大社で祀られる住吉三神の一柱
・中筒男命(ナカツツノオ):同上
・底筒男命(ソコツツノオ):同上
・息長足姫命(オキナガタラシヒメ):仲哀天皇の皇后であり、応神天皇の母(神功皇后)
境内社
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亀之森住吉神社の境内社は以下の通りです。
・天皇大神宮:天照皇大神を祀る
・天満宮:菅原道真公を祀る
・稲荷神社:稲荷神を祀る
・荒神社・恵比寿社:荒神・恵比寿神を祀る
・天満宮:菅原道真公を祀る
・稲荷神社:稲荷神を祀る
・荒神社・恵比寿社:荒神・恵比寿神を祀る
境内の見どころ
鳥居
亀之森住吉神社の鳥居です。
神馬舎
亀之森住吉神社の神馬舎です。
拝殿
亀之森住吉神社の拝殿です。
本殿
亀之森住吉神社の本殿です。
神武天皇謡拝所
亀之森住吉神社の神武天皇謡拝所です。
神武天皇陵(奈良県橿原市)を遥拝するための場所となっています。
桃山御陵謡拝所
亀之森住吉神社の桃山御陵謡拝所です。
桃山御陵(京都市伏見区)を遥拝するための場所となっています。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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