津内 神明神社 [福井県]
2018/03/14
福井県敦賀市にある神明神社(しんめいじんじゃ)です。
朝倉氏の崇敬を受けてきたとされる神社で、祭神に天照皇大神・倉稻魂大神・火産霊大神・事代主大神を祀っています。
神社概要
由緒
由緒書によれば、創建年代は不明とされますが、文明年間(1469~1487年)以来 越前の領主となった朝倉敏景が「当社付近に射場を設けて弓術を練った」という故事があることから、この頃には既に鎮座していたとされます。なお、当社は朝倉氏の崇敬が篤く、代々の当主が参詣に来たそうです。
その後、長享2年(1488年)に当社付近にあった館跡に地福院を移して法泉院と改め、その寺僧に当社の社僧を兼ねさせていたとされますが、元亀年間(1570~1573年)に兵乱によって焼失してしまい、元禄年間(1688~1704年)に再建したものの、天保2年(1831年)の法泉寺炎上によって当社に関する記録や古文書などは全て焼失してしまったので、詳しい歴史は分からないそうです。
なお、天保年間に愛宕社の火産霊大神と蛭子社の事代主大神を合祀したとされ、これは火難を恐れてのことであろうと推測されています。
近代に歴史については、郷社・八幡社の本殿を譲り受けることになったことから明治40年(1907年)に遷座し、昭和3年に周辺を改修して社域を拡張し、昭和4年に村社となると共に神饌幣帛料供進神社の指定を受けたとされています。
祭神
神明神社の祭神は以下の通りです。
・天照皇大神(アマテラス):太陽を神格化した皇祖神であり、伊勢内宮の主祭神として有名
・倉稻魂大神(ウカノミタマ):稲荷神であり、スサノオの御子神とされる
・火産霊大神(ホムスビ):火伏の神であり、愛宕(あたご)の神とも呼ばれる
・事代主大神(コトシロヌシ):大己貴命(大国主、大物主)の子であり、恵比須神として信仰される
・倉稻魂大神(ウカノミタマ):稲荷神であり、スサノオの御子神とされる
・火産霊大神(ホムスビ):火伏の神であり、愛宕(あたご)の神とも呼ばれる
・事代主大神(コトシロヌシ):大己貴命(大国主、大物主)の子であり、恵比須神として信仰される
境内の見どころ
鳥居
神明神社の鳥居です。
拝殿
神明神社の拝殿です。
社殿全景
神明神社の社殿全景です。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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