気比の松原 [福井県]
2018/03/10
福井県敦賀市にある気比の松原(けひのまつばら)です。
敦賀の景勝地であり、虹の松原(佐賀県)・三保の松原(静岡県)と並んで日本三大松原の一つとして知られています。
概要
気比の松原は、日本三大松原の一つに数えられる敦賀の景勝地であり、敦賀湾の西側半分を占める 長さ約1.5km 面積約40haの松原が広がっています。夏には海水浴場として賑わい、大花火大会や灯篭流しも行われるそうです。
歴史的にも古く、『日本書紀』や『万葉集』にも登場しており、奈良時代の聖武天皇の時代には突如として海岸に松原が現れて、異族の侵攻を防いだという伝説もあります。
また、古来より氣比神宮の神苑として利用されていたとされ、平安期には渤海の使節団(渤海使)を迎えるための迎賓・宿泊施設である松原客館(まつばらきゃっかん)が設置されたとも言われています。
現在は国の名勝にも指定される観光名所として知られ、観光客や釣りを楽しむ人々が集う様子が見られます。
伝説
気比の松原の駐車場付近にある石碑には、以下のような伝説が記されています。
なお、付近にある別宮神社は、この伝説に由来して創建されたとも伝えられています。
【一夜の松原】
聖武天皇の御代に異族が大群をなして敦賀に来襲した。
そのとき、突然大地が振動し、一夜にして数千の緑松が浜辺に出現した。
そして、松の樹上に氣比神宮の神使であるシラサギが無数に集まり、あたかも風に翻る旗にように見えた。
これを見た異族は、数万の軍勢が来たと思って恐れをなし、たちまち逃げ帰ったという。
聖武天皇の御代に異族が大群をなして敦賀に来襲した。
そのとき、突然大地が振動し、一夜にして数千の緑松が浜辺に出現した。
そして、松の樹上に氣比神宮の神使であるシラサギが無数に集まり、あたかも風に翻る旗にように見えた。
これを見た異族は、数万の軍勢が来たと思って恐れをなし、たちまち逃げ帰ったという。
ギャラリー
気比の松原の写真集です。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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