放生院(橋寺) [京都府]
2018/03/21
京都府宇治市にある放生院(ほうじょういん)です。
飛鳥時代に聖徳太子の発願によって創建された古刹であり、本尊に地蔵菩薩を祀っています。
なお、古くから宇治橋の守り寺とされており、橋寺とも通称されています。
寺院概要
縁起
案内板によれば、推古12年(604年)に聖徳太子の発願によって秦河勝が建立したと伝えられており、大化2年(646年)に元興寺の僧・道登によって宇治橋が建立されて以降 宇治橋の守り寺とされ、橋寺と呼ばれるようになったそうです。
その後、宇治橋は度々 流出したそうですが、弘安9年(1286年)に西大寺の僧・叡尊によって再興され、さらに宇治川の中州に十三重石塔を建立するとともに、当寺で大放生会を営んだことから放生院とも呼ばれるようになったとされます。
なお、当寺には宇治橋が初めて架けられたことを記念した宇治橋断碑(うじばしだんひ)があり、上の三分の一ほどが、日本の碑文の中で最も古いとされています。
本尊
・地蔵菩薩(じぞうぼさつ):仏教における菩薩の一
→ 釈迦の入滅後から弥勒仏が世に現れるまでの間、無仏の世に住み、六道の衆生を教え導くことを誓いとした菩薩
→ 日本では平安時代からひろく信仰され,とくに子供の守り仏とされる
→ 釈迦の入滅後から弥勒仏が世に現れるまでの間、無仏の世に住み、六道の衆生を教え導くことを誓いとした菩薩
→ 日本では平安時代からひろく信仰され,とくに子供の守り仏とされる
境内の見どころ
山門
放生院の山門です。
宇治橋断碑
放生院の宇治橋断碑(うじばしだんひ)です。
日本最古の碑文とされ、国の重要文化財に指定されています。
なお、見学には時期(春・秋)があり、見学料も必要になります。
摩尼車
放生院の摩尼車(まにぐるま)です。
1回まわせば、お経を1回読んだと同じ功徳が得られるといわれています。
本堂
放生院の本堂です。
十二支守本尊
放生院の十二支守本尊です。
十二支に対応した8種の仏像となっています。
橋かけ観音
放生院の橋かけ観音です。
恋・極楽・合格のはしかけになってくれるとされています。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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