式内 彼方神社 [京都府]
2018/03/19
京都府宇治市にある彼方神社(おちかたじんじゃ)です。
式内社ですが、由緒などは不明であり、祭神についても複数の説があります。
神社概要
由緒
創建年代は不明とされていますが、源氏物語の椎本(しいがもと)に因むとされ、社頭に案内板が立っています。
また、当地は『日本書紀』の神功皇后条にある官軍と忍熊王の戦の舞台になった場所とも言われており、菟道(宇治)で忍熊王軍が歌った和歌に「彼方(おちかた)の 疎林松原 松原に 渡り行きて 槻弓に まり矢を副へ…」というものがあります。
なお、社名にもある彼方(おちかた)の意味については、「宇治川が流れ落ちる彼方」「宇治川の流れが急速になる場所」「宇治大路の大路方(おおじかた)が転訛した」という説があるそうです。
祭神
彼方神社の祭神には以下の説があるとされています。
・01.大物主命(オオモノヌシ):「日本神話」に登場する神で、一般的にはオオナムチの別名とされている
・02.宗像神(宗像三女神):スサノオとアマテラスの誓約で生まれた三女神
・03.諏訪神(タケミナカタ):大国主の御子神で、国譲りに反対してタケミカヅチと争った
・04.日本武尊(ヤマトタケル):第12代景行天皇の皇子であり、九州の熊襲と東北の蝦夷を征伐したとされる
・02.宗像神(宗像三女神):スサノオとアマテラスの誓約で生まれた三女神
・03.諏訪神(タケミナカタ):大国主の御子神で、国譲りに反対してタケミカヅチと争った
・04.日本武尊(ヤマトタケル):第12代景行天皇の皇子であり、九州の熊襲と東北の蝦夷を征伐したとされる
境内の見どころ
鳥居
彼方神社の鳥居です。
社殿
彼方神社の社殿です。
比較的 小さな社殿となっています。
磐座
彼方神社の磐座(いわくら)です。
結構立派な磐座ですが、具体的ないわれは不明です。
石灯籠
彼方神社の石灯籠です。
享保18年(1733年)の建造物で、諏訪大明神と刻まれています。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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