人文研究見聞録:今宮神社のあぶり餅

今宮神社の名物「あぶり餅」です。東門付近のの茶店で食べることができます(2軒あります)。

あぶり餅は、きな粉をまぶした一口サイズの餅を竹串に刺し、炭火であぶり、白味噌ベースのタレを塗って出される食べ物であり、一種の餅菓子とされています。


感想


人文研究見聞録:今宮神社のあぶり餅
一口サイズの餅

炭火であぶられた餅の香ばしさと、白味噌ベースの甘塩っぱいタレがうまくマッチしており、なかなか美味しいです。

注文の後に餅をあぶり始めるため少々時間はかかりますが、一人前の注文でも急須いっぱいのお茶を提供してもらえるので、お茶を飲みながらゆっくりと待つことができます。

人文研究見聞録:今宮神社のあぶり餅
餅があぶられる様子
人文研究見聞録:今宮神社のあぶり餅
一人前のセット

なお、あぶり餅は今宮神社の他にも、京都嵯峨の清涼寺、石川県金沢市の神明宮などが有名とされていますが、今宮神社の店は平安時代からある日本最古の和菓子屋とされており、応仁の乱や飢饉の際には庶民に振舞ったといういわれが残っているそうです。

また、今宮神社の奇祭「やすらい祭」の「鬼の持つ花傘の下に入ると御利益がある」という言い伝えに因んで、あぶり餅を食べることで病気・厄除けの御利益があるともされています。

なお、一人前は13本であり、急須いっぱいのお茶を添えて500円という価格となっています。

今宮神社についてはこちらを参照:【今宮神社(玉の輿神社)】


料金: 一人前500円~
住所: 京都市北区紫野今宮町21(今宮神社横)
営業: 10:00~17:00、水曜定休(両店)
交通: 北大路駅(徒歩23分)、市バスなど
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。