人文研究見聞録:松江城

島根県松江市にある松江城(まつえじょう)です。別名を千鳥城と言い、国の重要文化財に指定されています。

主な城主は、堀尾氏京極氏松平氏であり、江戸時代には松江藩の藩庁として出雲地方の政治経済の中心となっていたそうです。現在の松江城周辺は城下町のような町並みをしており、今なお歴史情緒溢れる景観となっています。


また、第7代藩主であり、江戸時代の代表的茶人として有名な松平治郷(通称:不昧公(ふまいこう))のお膝元であることから、茶・茶菓子の文化が発達しており、日本三大銘菓である山川(やまかわ)や不昧公に愛された若草(わかくさ)をはじめ、多様の美味なる茶菓子が販売されています(個人的にも松江の茶菓子は非常にオススメです)。

ちなみに、松江城は有名な格闘ゲームである「ストリートファイターⅡ」のリュウのステージに背景として登場しています。

人文研究見聞録:ストリートファイターⅡに出てくる松江城
ゲーム背景の松江城

そのほか、築城時に天守台の石垣が何度も崩れ落ちたことから、盆踊りを開催し、その中で最も美しく、最も踊りの上手い少女を人柱として生贄に捧げて石垣を築き上げたという「人柱伝説」なる云われも存在するそうです。


料金: 一般560円 小・中学生280円 外国の人280円
住所: 島根県松江市殿町1-5
営業: 8:30~18:30(4~9月末)、8:30~17:00(10~3月末)、無休
交通: JR松江駅(徒歩30分、バス推奨)

公式サイト: http://www.matsue-tourism.or.jp/m_castle/
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。