大阪城の見どころと謎
2015/02/19
大阪城の見どころと謎をまとめてみました。以下の順に解説していきたいと思います。
- 黄金が沈むとされる「金明水井戸(きんめいすいいど)」
- 竜虎の形が現れる「竜虎石(りゅうこいし)」
- 蛸形のシミのある巨石「蛸石(たこいし)」
- 天守閣前の大砲「お城のドン」
- 水の張っていない「空堀(からぼり)」
- 大阪城の石垣にある「謎の穴」
- 隠し曲輪の石垣に彫られた「謎の印」
金明水井戸(きんめいすいいど)
金明水井戸 |
天守閣のすぐそば(有料エリア)にある「金明水井戸(きんめいすいいど)」は、かつて「黄金水」と呼ばれ、大阪城一の名水とされていたそうです。
その理由として、「水毒を除くために多くの黄金を水底に沈めた」という伝承が残っているとされています。そのため、多くの観光客が井戸の中を覗いている光景が見られます。
金明水井戸のアップ |
同じく覗いてみたところ、黄金は見えなかったものの、多くの小銭が投げ込まれているということが分かりました。
竜虎石(りゅうこいし)
門の左右が竜虎石 |
大阪城の桜門の両脇は「竜虎石(りゅうこいし)」と呼ばれており、「雨の日には竜虎の形が現れ、特に五月雨の頃は鮮明に現れる」という伝説があるそうです。
ちなみに雨の翌日に行きましたが何も見えませんでした…。
蛸石(たこいし)
蛸石(左下のシミがタコの頭に見える) |
大阪城の桜門を潜ってすぐ見える巨石は「蛸石(たこいし)」と呼ばれています。
その由来として、写真の左下あたりに見えるシミが「タコの頭」の様に見えるからだそうです。
なお、表面積は36畳敷で重さは約130tと言われ、大阪城内で最も巨大な石とされています。
お城のドン
お城のドン |
天守閣の入口(有料エリア)に置かれた「大砲」は、かつて正午の時報として空砲が撃たれていたそうです。
そのため、当時の庶民の間では「お城のドン」と呼ばれ、親しまれていたとされています。
なお、大正時代に大砲の対岸に移転してきた大阪府庁から騒音にクレームが付き、空砲は中止されたんだそうです。
空堀(からぼり)
水の張ってない空堀 |
大阪城の桜門の周囲の堀には水が張っておらず、「空堀(からほり)」と呼ばれています。
この堀には建築当初から水が無かったと言われており、その理由として「あえて侵入しやすくしておくことで、敵を一カ所に集めるため」や「地形に高低差があり、自然の地形に従ったため」などと言われているそうです。
謎の穴
|
|
大阪城の南側の外堀から見える石垣には、1箇所だけ故意に石を抜き取られたような不自然な穴があります。
この穴には、「本丸からの抜け穴」、「物品を運ぶための穴」、「大砲を設置するための穴」など様々な説がありますが、未だによく分かっていないんだそうです。
もしかすると、「真田幸村の抜け穴伝説」に関連しているのかもしれませんね。
謎の印
|
|
大阪城の隠し曲輪の石垣には、「○に十字という謎の印」が彫られた石があります。
「丸に十字」といえば島津の家紋として有名ですが、よく見ると十字が突き抜けています…。
島津の家紋ではないとすると、この印は一体何なのでしょうか?
また、大阪城の石垣には、この印以外にも家紋の様な印が数多く彫られているそうです。
謎の印を探してみるのも面白いかもしれませんね。
関連記事:大阪城公園
スポンサーリンク
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
スポンサーリンク
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿