車折神社 [京都府]
2015/09/15
京都市右京区嵯峨にある車折神社(くるまざきじんじゃ)です。
平安末期の学者・清原頼業を祀る神社であり、付近に撮影所があることから映画・ドラマ・時代劇などのロケ地になっているで知られています。また、境内社の芸能神社は芸能に御利益があることで有名であり、多くの芸能人の信仰を集めています。
ほかに清めの社(パワースポット)や祈念神石(パワーストーン)も有名で、メディアで取り上げられることも多いそうです。
神社概要
由緒
wikipediaによれば、文治5年(1189年)に漢学者・儒学者であった清原頼業(きよはらのよりなり)が亡くなり、清原家の領地であった現在地に建てられた廟(墓所)に祀られたことに始まるとされます(後に頼業の法名にちなんだ「宝寿院」という寺が建てられたとも)。
社名の「車折」の由来については、 "ある人が牛車に乗ったまま社前を通った所、突然車が裂けてしまったため" もしくは "後嵯峨天皇の大堰川遊幸の際に社前で突然車が前に進まなくなり、これを社の者に問うと「頼業公を祀る」との答えがあったことから、還御の後に「車折大明神」の神号と「正一位」の神階を贈ったため" であると云われています。
また、昔から"学問向上・商売繁盛・売掛回収"に御利益があるといわれ、社務所で授与された小石に祈願を込めて家に持ち帰り、願いが成就すると御礼の石を一つ添えて神前に返納するという習わしがあり、現在でも「祈念神石」として その習わしが伝えられています。
祭神
清原頼業(きよはらのよりなり) |
車折神社の祭神は以下の通りです。
主祭神
・清原頼業(きよはらのよりなり):平安末期の貴族であり、高倉天皇の侍読(天皇に学問を教授する学者)
→ 漢学者・儒学者としても著名であり、車折神社の神体は『論語』であるという言い伝えもあるとされる
・清原頼業(きよはらのよりなり):平安末期の貴族であり、高倉天皇の侍読(天皇に学問を教授する学者)
→ 漢学者・儒学者としても著名であり、車折神社の神体は『論語』であるという言い伝えもあるとされる
関連社
芸能神社
車折神社の境内にある芸能神社(げいのうじんじゃ)です。
この神社では、日本神話において神々を笑わせたとされる芸能の祖・天宇受賣命(アメノウズメ)を祀っています。
そのため、あらゆる芸能・芸術に御利益があるとされており、多くの芸能人が参拝に来ていることでも有名です。
【祭神】
・天宇受賣命(アメノウズメ):アマテラスの岩戸隠れの際、裸になって舞い踊ったとされる女神
→ 当社では芸能の御利益があるとして有名で、多くの芸能人などの信仰を集めている
・天宇受賣命(アメノウズメ):アマテラスの岩戸隠れの際、裸になって舞い踊ったとされる女神
→ 当社では芸能の御利益があるとして有名で、多くの芸能人などの信仰を集めている
その他の境内社
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車折神社の その他の境内社 は以下の通りです(確認したもののみ)。
・水神社(竜神社):罔象女神(ミヅハノメ)を祀る
・八百萬神社:八百万の神を祀る
・神名神社:天照大神(アマテラス)を祀る
・大国主神社:大国主大神(オオクニヌシ)を祀る
・弁天神社:市杵嶋姫命(イチキシマヒメ、弁財天)を祀る
・稲荷社:稲荷神を祀る神社
・清少納言社:清少納言(祭神と同族)を祀る
・祖霊社
・芸能道具冢社
・八百萬神社:八百万の神を祀る
・神名神社:天照大神(アマテラス)を祀る
・大国主神社:大国主大神(オオクニヌシ)を祀る
・弁天神社:市杵嶋姫命(イチキシマヒメ、弁財天)を祀る
・稲荷社:稲荷神を祀る神社
・清少納言社:清少納言(祭神と同族)を祀る
・祖霊社
・芸能道具冢社
車折神社嵐山頓宮
嵐電・嵐山駅付近にある車折神社 嵐山頓宮(あらしやまとんぐう)です。
車折神社の別社とされ、本社への案内板が掲示されています。
境内の見どころ
鳥居
車折神社の鳥居です。
京都らしい独特な形をした鳥居となっています。
神門
車折神社の神門です。
鳥居と中門
車折神社の鳥居と中門です。
本殿
車折神社の本殿です。
祈念神石
車折神社にある祈念神石(きねんしんせき)です(写真は返納所)。
この石は当社に古来より伝わる"神主によってお祓いされた石のお守り"のことを指し、"あらゆる願い事を叶え、悩み事を解決に導くパワーストーン"として紹介されています。
社務所で授与されており、"石に願いを込めて持ち歩き、願いが叶ったら本殿前の返納所に返す"という方法で願望成就を祈願するのが古くからの習わしとなっているようです。
なお、祈念神石に対する信仰は、当社にまつわる後嵯峨天皇の説話で"嵐山遊行の際、社前で牛車の轅(ながえ)が折れて、動かなくなったことから、門前右側の石を「車折石(くるまざきいし)」と呼んで、その神威を畏れた"ということに始まるとされています。
清めの社
車折神社にある清めの社(きよめのやしろ)です。
鳥居の構えられた立砂であり、参拝すると悪い運気・因縁を浄化し、心身を清めることができるとされています。
そのため、悪運浄化のパワースポットとしてメディアに取り上げられることも多いんだそうです。
ちなみに"清めの社の画像を待受画像にすると、運気がアップする"と言われています。
芸能人の玉垣
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芸能神社の周辺は、芸能人によって奉納された玉垣で埋め尽くされています。
有名な人の名前も多く見かけるので、見ているだけでもなかなか面白いです。
阿行の狛犬
車折神社の裏参道の狛犬は、両方とも阿形(あぎょう)になっています。
これは、清水寺と同じ形なのですが、何か変わった意味でもあるのでしょうか?
料金: 無料
住所: 京都府京都市右京区嵯峨朝日町23(マップ)
営業: 終日開放(社務所 8:30~17:30)、無休
交通: 車折神社駅(駅前)、嵯峨嵐山駅(徒歩11分)
公式サイト: http://www.kurumazakijinja.or.jp/
住所: 京都府京都市右京区嵯峨朝日町23(マップ)
営業: 終日開放(社務所 8:30~17:30)、無休
交通: 車折神社駅(駅前)、嵯峨嵐山駅(徒歩11分)
公式サイト: http://www.kurumazakijinja.or.jp/
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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