人文研究見聞録:伏見稲荷大社の玉をくわえた狐
人文研究見聞録:伏見稲荷大社の鍵をくわえた狐
人文研究見聞録:伏見稲荷大社の稲穂をくわえた狐
人文研究見聞録:伏見稲荷大社の巻物をくわえた狐
玉(宝珠) 稲穂 巻物

伏見稲荷大社には様々な狐がいます。

この狐がくわえている物は、玉(宝珠)・鍵・稲穂・巻物の4種類なんだそうです。

では、狐がくわえている物には一体どのような意味が込められているのでしょうか?


狐がくわえている物と それぞれの意味


玉(宝珠) 稲荷大神の霊徳の象徴とされている(「玉鍵信仰」に由来)。
また、玉を「穀物の倉庫」とする説もある。
そのみたま(玉=霊徳)を、身につけようとする願望の象徴とされている(「玉鍵信仰」に由来)。
また、鍵を「倉庫の鍵」とする説もある。
稲穂 稲荷神が五穀豊穣の神(食糧神)に由来するため(と言われている)。
巻物 知恵を象徴している(と言われている)。

調べてみると大体こんな感じでしたが、厳密に言えば、その意味や意図はほとんど分かっていないんだそうです。

個人的には、もっと深い意味が秘められているように思います。

なお、「きつねづくし」の境内かと思いきや、狛犬もちゃんといました。

人文研究見聞録:伏見稲荷大社の狛犬
伏見稲荷の狛犬

関連記事:伏見稲荷大社稲荷信仰とは?稲荷神とキツネ
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。