小泉神社 [奈良県]
2015/09/07
奈良県大和郡山市小泉町にある小泉神社(こいずみじんじゃ)です。
古くは牛頭天王とも称された当地の産土神であり、祭神に素盞鳴命と誉田別命を祀っています。
神社概要
由緒
由緒書によれば、創祀は定かでは無いものの、古くより「南之御宮」もしくは「牛頭天王社」と称された古社であり、第100代 後小松天皇の御代(室町時代)である明徳~応永年間(1390~1427年)に当地の守護神として祀られたことに始まるとされます。
その後、戦国末期の天文年間(1532~1555年)に当地の豪族・小泉四郎左エ門によって社殿が改築され、後に片桐且元の弟・貞隆が藩主になると献茶の儀が行われ、明治に社名を小泉神社に改称して現在に至るとされています。
なお、由緒書による説明は以下の通りです。
由緒書(拝殿上)
産土大神は古来 南之御宮 通俗では牛頭天皇と称され 人皇第100代 後小松天皇即ち今を去る事500年以上 明徳~応永年間(室町将軍三代~四代にわたる)この地方の守護神として現在の神域に斎き祀られたのが当社の起源である。
その先 天門年間に当地の豪族・小泉四郎左ヱ門が社殿を改築せられ、その遷座祭には今日との神祗官領差遺され、祝辞奉上の上、奉幣之儀を執り行われて以来、現時に及ぶまで450年間連綿として古式そのままを毎年秋の例祭に神社独特の五色の御幣を以って奉幣行事を続けておるのは実に神社の誇とする処で、その昔を偲ばされるされば、往古より此の地方一同の総社として地方住民の崇敬篤く、室町・江戸時代を通じ時の領主より社領の寄進も有り遠近よりの参詣者絶ゆる事なく社頭は恒に賑いを呈せりと聞く。
その先 摂津茨木の里より片桐且元の弟・貞隆候が領主となり、それ以来 例祭には片桐石見守より献茶の儀を奉仕に相成り代々崇敬されて来たが、明治5年廃蕃より片桐公が上京の□小泉城の裏門を当神社に寄贈される(現在の小泉神社の表門で一名袖付門と称す)。
明治20年社名を小泉神社と改称し、大正9年に本殿を社寺保存法により特別保護建造物に指定、昭和22年に国の重要文化財に指定される。
産土大神は古来 南之御宮 通俗では牛頭天皇と称され 人皇第100代 後小松天皇即ち今を去る事500年以上 明徳~応永年間(室町将軍三代~四代にわたる)この地方の守護神として現在の神域に斎き祀られたのが当社の起源である。
その先 天門年間に当地の豪族・小泉四郎左ヱ門が社殿を改築せられ、その遷座祭には今日との神祗官領差遺され、祝辞奉上の上、奉幣之儀を執り行われて以来、現時に及ぶまで450年間連綿として古式そのままを毎年秋の例祭に神社独特の五色の御幣を以って奉幣行事を続けておるのは実に神社の誇とする処で、その昔を偲ばされるされば、往古より此の地方一同の総社として地方住民の崇敬篤く、室町・江戸時代を通じ時の領主より社領の寄進も有り遠近よりの参詣者絶ゆる事なく社頭は恒に賑いを呈せりと聞く。
その先 摂津茨木の里より片桐且元の弟・貞隆候が領主となり、それ以来 例祭には片桐石見守より献茶の儀を奉仕に相成り代々崇敬されて来たが、明治5年廃蕃より片桐公が上京の□小泉城の裏門を当神社に寄贈される(現在の小泉神社の表門で一名袖付門と称す)。
明治20年社名を小泉神社と改称し、大正9年に本殿を社寺保存法により特別保護建造物に指定、昭和22年に国の重要文化財に指定される。
由緒書(鳥居前)
小泉神社は人皇第100代 後小松天皇即ち、今を去る事 約500年以上。明徳~応永年間(室町将軍三代~四代にわたる)に、この地方一円の守護神として、現在の神域に斎き祀られた その先、天文年間に当地の豪族・小泉四郎左ェ門という者が社殿を改築し、遷座祭には京都の神祇官領より来社され、祝詞奏上の上奉幣行事が行われて以来。
現時に及ぶまで450年間連絡として古式そのままの慣習として毎年 秋の例祭には神社独特の五色の幣を以って奉幣行事を執り行い来たれるは実に神社の誇りとする処、その昔を偲ばれるものなり。
されば、往昔より この地方の農・工・商すべての産業開発・方除・治病・禁厭・厄除・交通・縁結びなど 世の中のあらゆる幸福をもたらせる神であり、人間生活の守護神として地方住民の尊崇厚く、室町・江戸時代を通じ、遠近よりの参詣者が絶えることなく社頭は常に賑わいを呈した。
その先、摂津国・茨木より片桐且元(かたぎりかつもと)の弟・貞隆(さだたか)公が藩主となるに及び、歴代藩主の崇敬厚く、毎年例祭には片桐家より献茶の儀が行われていたなど、由緒の深い古社である。
小泉神社は人皇第100代 後小松天皇即ち、今を去る事 約500年以上。明徳~応永年間(室町将軍三代~四代にわたる)に、この地方一円の守護神として、現在の神域に斎き祀られた その先、天文年間に当地の豪族・小泉四郎左ェ門という者が社殿を改築し、遷座祭には京都の神祇官領より来社され、祝詞奏上の上奉幣行事が行われて以来。
現時に及ぶまで450年間連絡として古式そのままの慣習として毎年 秋の例祭には神社独特の五色の幣を以って奉幣行事を執り行い来たれるは実に神社の誇りとする処、その昔を偲ばれるものなり。
されば、往昔より この地方の農・工・商すべての産業開発・方除・治病・禁厭・厄除・交通・縁結びなど 世の中のあらゆる幸福をもたらせる神であり、人間生活の守護神として地方住民の尊崇厚く、室町・江戸時代を通じ、遠近よりの参詣者が絶えることなく社頭は常に賑わいを呈した。
その先、摂津国・茨木より片桐且元(かたぎりかつもと)の弟・貞隆(さだたか)公が藩主となるに及び、歴代藩主の崇敬厚く、毎年例祭には片桐家より献茶の儀が行われていたなど、由緒の深い古社である。
祭神
小泉神社の祭神は以下の通りです。
主祭神
・素盞鳴命(スサノオ):三貴子の一柱で、出雲の祖神
・誉田別命(ホンダワケ):第15代応神天皇であり、八幡神社の主祭神でもある
・素盞鳴命(スサノオ):三貴子の一柱で、出雲の祖神
・誉田別命(ホンダワケ):第15代応神天皇であり、八幡神社の主祭神でもある
境内社
摂社・玄宗稲荷神社
小泉神社の摂社・玄宗稲荷神社(げんそういなりじんじゃ)です。
祭神に玄宗稲荷大明神(げんそういなりだいみょうじん)を祀っています。
摂社・九頭神神社
小泉神社の摂社・九頭神神社(くずがみじんじゃ)です。
祭神に九頭神明神(くずがみみょうじん)を祀っています。
摂社・片桐神社
小泉神社の摂社・片桐神社(かたぎりじんじゃ)です。
祭神に戦国武将の片桐旦元(かたぎり かつもと)を祀っています。
摂社・八幡神社
小泉神社の摂社・八幡神社(はちまんじんじゃ)です。
祭神に八幡大神(はちまんおおかみ)を祀っています。
境内の見どころ
鳥居
小泉神社の鳥居です。
神門
小泉神社の神門です。
拝殿
小泉神社の拝殿です。
創建当初は、牛頭天王(ゴズテンノウ)を祀る牛頭天王社であったとされています。
なお、現在の祭神は、牛頭天王の本地とされる「素戔嗚尊(スサノオ)」と、応神天皇こと「誉田別命(八幡大神)」です。
牛頭天王についてはこちらを参照:【牛頭天王(ゴズテンノウ)とは?】
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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