人文研究見聞録:明石城跡(明石公園) [兵庫県]

兵庫県明石市にある明石城跡(あかしじょうあと)です。

JR明石駅の北に位置しており、駅から櫓を見ることもできます。


概要


明石城は、江戸時代初期に小笠原忠真(おがさわらただざね)によって明石の人丸山(赤松山)に築城された平山城であり、天守台の広さから、当初は5重規模相当の天守が築かれる予定だったと推察されています。

しかし、結局天守は建設されず、四隅に巽櫓、坤櫓、乾櫓、艮櫓の櫓(やぐら)が建設されるに留まったようです。

なお、南東側の巽櫓(たつみやぐら)と南西側の坤櫓(ひつじさるやぐら)は現存しており、坤櫓の付近には「人丸塚」と呼ばれる柿本人麻呂の神霊を祀った塚も残されています。

また、明石城の築城と並行して城下町の町割り(都市計画)が実施された際、小笠原忠真に仕えた剣豪・宮本武蔵が指導を担当したという記録が、文献に残されているんだそうです。

なお、明石城は現在、明石公園の一部として無料開放されています。

料金: 無料
住所: 兵庫県明石市明石公園1-27
営業: 終日開放
交通: 明石駅(徒歩11分)

公式サイト: http://www.hyogo-park.or.jp/akashi/
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。