唐音の蛇岩 [島根県]
2015/10/29
島根県益田市にある唐音の蛇岩(からおとのじゃがん)です。
日本海の沿岸に点在する奇岩群の中にあり、岩表の一部に色の違う岩脈が通っている様が まるで大蛇がのたうっているように見えることからこの名で呼ばれています。
眼前には日本海の大海原が広がっており、この先にも多様な奇岩が点在しています。また、地元では釣り場としても親しまれているようです(ただし、岩場を進むのは結構な危険を伴う)。
唐音の蛇岩の概要
唐音の蛇岩について、案内板では以下のように説明されています。
唐音の蛇岩(からおとのじゃがん) -国指定天然記念物-
唐音の蛇岩は、日本海に突き出した唐音海岸を中心とした隆起海食台地の岩石に、あたかも大蛇がのたうっているように幅1m内外の黒褐色の岩脈が300m以上貫いている海岸地形のことを指します。指定面積は約20,600㎡、ここから東へ約500mの所にある松島でも、同様の奇岩を見ることができます。
一帯の岩石海岸は、古第三紀漸新世(今から約3000万年前)の田万川層群の烏帽子山火山岩体に属する平原流紋岩質凝灰岩からなり、蛇岩と呼ばれる岩脈はヒン岩(安山岩質)です。マグマ活動によって平原流紋岩質凝灰岩中に貫入し、何度も褶曲しながら対岸までつながる地形は、非常に貴重なものです。
唐音の蛇岩は、日本海に突き出した唐音海岸を中心とした隆起海食台地の岩石に、あたかも大蛇がのたうっているように幅1m内外の黒褐色の岩脈が300m以上貫いている海岸地形のことを指します。指定面積は約20,600㎡、ここから東へ約500mの所にある松島でも、同様の奇岩を見ることができます。
一帯の岩石海岸は、古第三紀漸新世(今から約3000万年前)の田万川層群の烏帽子山火山岩体に属する平原流紋岩質凝灰岩からなり、蛇岩と呼ばれる岩脈はヒン岩(安山岩質)です。マグマ活動によって平原流紋岩質凝灰岩中に貫入し、何度も褶曲しながら対岸までつながる地形は、非常に貴重なものです。
唐音の蛇岩の雰囲気
唐音の蛇岩は沿岸部に位置しているため、そこまでは やや細めの道をひたすら進んでいく必要があります。
現場付近には駐車スペースがあり、その周囲に案内板があるため、それに記されたマップに従って蛇岩を目指します。
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なお、駐車スペース付近には展望台があり、そこから日本海に浮かぶ高島などを望むこともできます。
蛇岩まではやや距離があり、道なりに進むと、やがて辿り着けます(ポールが目印です)。
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なお、蛇岩の周辺は奇岩に囲まれた岸壁になっており、巨大かつ、奇妙な岩石がゴロゴロしています。
また、岸壁を飛び移って、さらに先まで進むと数々の奇岩を目の当たりにすることもできます。
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ただし、蛇岩より先は結構危険なので、足腰に自身の無い方は蛇岩までの観光が無難だと思います。
切断された奇妙な岩石群
個人的には蛇岩よりも周囲の奇岩群に興味があります。
というのも、ここにある奇岩の数々にはシャープな切れ目が入っているものが多く見られます。
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さらに、FFシリーズでいう斬鉄剣を食らったかのような不自然な切れ方をしている岩もあります。
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また、切れ目を間近で見てみると、自然に割れたとは言い難いような岩もいくつかあります。
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これは、屋久島の豆腐岩の特徴と一致する気がします。
屋久島の豆腐岩 |
これらは本当に自然にできたものなのでしょうか?どう見ても不自然な気がします。
これについては謎ですが、石見地方の沿岸部では、このような奇妙な現象が多く見られます。
料金: 無料
住所: 島根県益田市西平原町(Googleマップに対応)
営業: 終日開放
交通: 鎌手駅(徒歩20~35分)
住所: 島根県益田市西平原町(Googleマップに対応)
営業: 終日開放
交通: 鎌手駅(徒歩20~35分)
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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