人文研究見聞録:高知城 [高知県]

高知県高知市にある高知城(こうちじょう)です。

江戸時代に土佐藩の藩庁が置かれた城であり、本丸の建物が完全に残る唯一の城としても知られています。

また、戦国時代以前には大高坂山城もしくは大高坂城と呼ばれる城が築かれていたとされ、現在見られる城は江戸時代初期に土佐藩の初代藩主・山内一豊によって着工され、二代藩主・山内忠義の時代に完成したものとされています。

なお、現在は城全域は高知公園として開放されており、夜はライトアップされます。


夜の高知城

人文研究見聞録:高知城 [高知県]
人文研究見聞録:高知城 [高知県]

夜の高知城はライトアップされるものの、訪問客は少なく、夜景を独占することが簡単にできます。

ただし、天守の開放時間は9:00~17:00までなので、当然ながら中に入ることはできません。

山内一豊像

人文研究見聞録:高知城 [高知県]

高知城にある山内一豊(やまうちかつとよ)の銅像です。

土佐藩の初代藩主であり高知城を築城したことで知られ、妻の千代を主人公にした作品『功名が辻』でも有名です。

なお、山内一豊は、領民の食中毒を気遣い、鰹を刺身で食べることを禁じたという話があります。

そのため、領民は鰹の表面のみを炙り、刺身ではないと言いはって食べるようになったとされています。

そして、それが後に「鰹のタタキ」になったんだそうです。

料金: 一般420円(18歳未満無料)、入園は無料
住所: 高知県高知市丸ノ内1丁目2−1
営業: 9:00~17:00(園内は終日開放)
交通: 高知城前(徒歩11分)、高知駅(徒歩25分)

公式サイト: http://kochipark.jp/kochijyo/
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。