津長神社・新川神社・石井神社 [三重県]
2016/01/27
三重県伊勢市にある津長神社(つながじんじゃ)です。
皇大神宮(内宮)の駐車場付近に鎮座する内宮摂社であり、末社である新川神社・石井神社も共に祀られています。
なお、当地は内宮を創建した倭姫命が上陸したと伝えられる場所であり、3社とも倭姫命に定められたとされています。
神社概要
津長神社
津長神社(つながじんじゃ)は、第11代垂仁天皇の御代、倭姫命が当時「津長原」と呼ばれた当地の船着き場に上陸し、船を泊留したことから「津長社」を定めたと伝えられており、式内社「津長大水神社」に比定されている古社とされています。
なお、中世には衰微し、社地は畑となっていたことから、寛文3年(1663年)に再興され、現在では皇大神宮(内宮)の摂社となっています(内宮の摂社27社のうち第14位であるとも)。
また、かつては社頭に「藤の木」があり、「大力の子を授かる」という民間信仰があったそうです(現在は無い)。
祭神
・栖長比賣命(すながひめのみこと):水の神(大水上命の御子神)
・栖長比賣命(すながひめのみこと):水の神(大水上命の御子神)
新川神社
新川神社(にいかわじんじゃ)も、倭姫命によって定められたとされる古社であり、「津長原」の船着き場の守護神を祀っているとされています。
現在は皇大神宮(内宮)の末社であり、正殿が中絶したため、津長神社と同座しています(内宮の末社16社のうち、第6位であるとも)。
祭神
・新川比賣命(にいかわひめのみこと):水の神で、船着き場の守護神とされる(大水上命の御子神)
・新川比賣命(にいかわひめのみこと):水の神で、船着き場の守護神とされる(大水上命の御子神)
石井神社
石井神社(いわいじんじゃ)も、倭姫命によって定められたとされる古社であり、石清水の守護神を祀っているとされています。
現在は皇大神宮(内宮)の末社であり、正殿が中絶したため、津長神社と同座しています(内宮の末社16社のうち、第7位であるとも)。また、宇治館町の古い地名が「岩井田」であり、そこには石井神社の旧跡があるそうです。
祭神
・高水上命(たかみなかみのみこと):石清水の守護神(大水上命の御子神)
・高水上命(たかみなかみのみこと):石清水の守護神(大水上命の御子神)
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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