二見興玉神社のカエル [三重県]
2016/01/31
二見興玉神社の境内には、多数の蛙(カエル)の置物が奉納されています。
これは、祭神の神使であるカエルに因んでいるとされ、現在では二見のマスコットとして親しまれているそうです。
そこで、神社にあるカエルについて特集してみたいと思います。
二見興玉神社についてはこちらの記事を参照:【二見興玉神社】
概要
二見蛙とは?
二見蛙(ふたみかえる)とは、二見興玉神社の祭神・猿田彦大神の神使である蛙(カエル)の通称とされています。
蛙が神使とされるようになった由縁として、夫婦岩の東方に見える飛島に伝わる白蛇伝承、昇る朝日を龍神に喩えた信仰、猿田彦大神の甦りの神話にちなむなど、諸説あるとされますが、具体的には分かっていないそうです。
現在では「日本神話で猿田彦大神が道案内をした」ということと「無事帰る」を引っかけて、カエルが猿田彦大神の神使となったいうのが通説となっているとされています。
そのため、近代より「無事帰る」にちなんだ旅行や落し物に関する験担ぎの祈願が多く、それに伴って当社に蛙像が奉納されるようになったとされ、現在では二見のマスコットとなっているそうです。
境内の蛙
灯篭の蛙
二見興玉神社の灯篭にはカエルの彫刻があしらわれています。
蛙の手水舎
二見興玉神社の手水舎のカエルです。
銅像の口から水が出る仕様になっています。
満願蛙
二見興玉神社の手水鉢の中にいる満願蛙です。
神示により水中に鎮まったとされ、水をかけると願いを叶えてくれるとされています。
海王大和国
二見興玉神社の境内にある海王大和国です。
大小無数の蛙像が集められて、蛙による国を再現したようなオブジェになっています。
蛙みくじ
二見興玉神社の蛙みくじです。
蛙の口の中におみくじが入っており、口に手を突っ込んでおみくじを引く仕様になっています。
その他の蛙像
二見興玉神社の境内には石像や銅像などの多様な蛙像が奉納されています。
なお、授与所でも扱っているようです。
蛙石(親子蛙)
夫婦岩の付近にある蛙石です。
大きな蛙の背中に小さな蛙が乗っているように見える奇岩であり、近年 蛙に似てきたとされています。
スポンサーリンク
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
スポンサーリンク
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿