守谷神社・富士神社 [京都府]
2016/06/06
京都市左京区にある守谷神社・富士神社(もりたにじんじゃ・ふじじんじゃ)です。
平安時代の創建とされる古社であり、祭神に文徳天皇の第一皇子である惟喬親王を祀っています。
鞍馬の二ノ瀬駅付近に鎮座する神社であり、ここから北上すると鞍馬寺や貴船神社にも行くことが出来ます。
なお、当社では11月中旬に御火焚祭が行われるそうです。
神社概要
由緒
由緒書によれば、元慶元年(877年)3月25日の創祀であるとされています。
そのほか、862年に皇子の惟喬親王(これたかしんのう)が二の瀬に仮住まいしていた時に、里人に挽物・木地挽物を伝えたことから祖神として祀られることになり、873年に東宮が創建されたという説もあるようです。
なお、守谷神社は近年の洪水によって破壊されたため、現在は富士神社に合祀されることになったとされています。
祭神
守谷神社・富士神社の祭神は以下の通りです。
守谷神社(東宮)
・惟喬親王(これたかしんのう):第55代文徳天皇の第一皇子
富士神社(西宮)
・紀静子(きのしずこ):惟喬親王の生母
境内社祭神
・素戔嗚尊(スサノオ):出雲の祖神
・子大巳貴神尊(オオアナムチノカミノミコト):いわゆるオオクニヌシ
・木ノ花之開耶姫尊(コノハナサクヤヒメ):天孫ニニギの妻であり、ヒコホホデミをはじめとする御子神の母
・大山祇尊(オオヤマツミ):山を統べる神とされる(コノハナサクヤヒメの親神とも)
・地主大明神(じしゅだいみょうじん):不詳(『古語拾遺』などの文献で、御歳神を祀って田の害虫を祓ったとされる)
・惟喬親王(これたかしんのう):第55代文徳天皇の第一皇子
富士神社(西宮)
・紀静子(きのしずこ):惟喬親王の生母
境内社祭神
・素戔嗚尊(スサノオ):出雲の祖神
・子大巳貴神尊(オオアナムチノカミノミコト):いわゆるオオクニヌシ
・木ノ花之開耶姫尊(コノハナサクヤヒメ):天孫ニニギの妻であり、ヒコホホデミをはじめとする御子神の母
・大山祇尊(オオヤマツミ):山を統べる神とされる(コノハナサクヤヒメの親神とも)
・地主大明神(じしゅだいみょうじん):不詳(『古語拾遺』などの文献で、御歳神を祀って田の害虫を祓ったとされる)
境内の見どころ
拝殿
守谷神社・富士神社の拝殿です。
内部には囲炉裏のような設備があります。
なお、この周辺は写生スポットになっているのか、境内でも絵を描いている方の姿を多く見かけます。
本殿覆屋
守谷神社・富士神社の本殿覆屋です。
内部に本殿である東宮・西宮の2社が鎮座しています。
本殿
守谷神社・富士神社の本殿です。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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