兵庫県神戸市にある七宮神社（しちのみやじんじゃ）です。

生田裔神八社の一社であり、祭神に大己貴命・大日霊貴命・天児屋根命を祀っています。





由緒書によれば、創建年代は不明とされるものの、神功皇后が三韓征伐の帰途に巡拝した1社であり、その7番目に巡拝したことから七宮神社という説があるようです。しかし、確実な記録は平安末期の平隆盛の頃とされます。

また、平清盛が経ヶ島を造成する際に工事が難航し、その原因が土砂の採石場の塩槌山に祀られている大己貴命の怒りであったことから、大己貴命に清盛自筆の"南無七大明神"の神号を奉じ、今の七宮町に祀ったという話もあるとされています。

なお、由緒書による詳しい解説は以下の通りです。



七宮神社の祭神は以下の通りです。



生田裔神八社（いくたえいしんはちしゃ）とは、神戸市の生田神社を囲むように点在している裔神八社のことであり、現在では八社を数字順に巡ることで厄除けを祈願する"八宮巡り"が行われているとされます。

この歴史は「神功皇后の三韓征伐」に由来するとされ、伝承によれば「神功皇后が長田・生田・広田・住吉の4社を建立した後に皇室にまつわる八社を巡拝した」ということに基づいているとされています。

なお、生田裔神八社に当たる神社は以下の通りです。





七宮神社の鳥居です。



七宮神社の拝殿です。



七宮神社の石祠です（祭神は不明）。