八宮神社・六宮神社 [兵庫県]
2016/09/29
兵庫県神戸市にある八宮神社(はちのみやじんじゃ)です。
生田裔神八社の一社であり、かつて存在した六宮神社(ろくのみやじんじゃ)を合祀しています。
神社概要
由緒
八宮神社は生田裔神八社の一社であり、六宮神社を合祀した神社となっています。
詳しい由緒は不明ですが、両社ともに神功皇后が三韓征伐の帰途に巡拝した社であるとされており、その内の6番目が六宮神社、8番目が八宮神社となっているものと思われます。
なお、八宮神社は 古くは現在地より南東約300mに鎮座しており、明治20年(1887年)に神戸最初の市役所を境内地に新築されることになったことから、現在地に移転したとされます。
また。六宮神社は 古くは現在地より西約300mに鎮座しており、明治42年(1967年)に楠高等小学校が新設されることになったことから、八宮神社に合祀されたそうです。
現在は一つの本殿を二部屋に分け、北側が六宮神社、南側が八宮神社として鎮座しているとされています。
祭神
当社の祭神は以下の通りです。
【六宮神社】
・天津彦根命(アマツヒコネ):スサノオとアマテラスの誓約で生まれた五男神の一柱
・応神天皇(おうじんてんのう):第15代天皇で八幡大神として全国の八幡宮で祀られる
【八宮神社】
・熊野杼樟日命(クマノクスビ):スサノオとアマテラスの誓約で生まれた五男神の一柱
→ 『ホツマツタヱ』という文献では、クマノ神(イザナミ)の祭主となったとされる
・素盞嗚尊(スサノオ):アマテラス・ツクヨミと並んで三貴子の一柱であり、出雲の祖神
・天津彦根命(アマツヒコネ):スサノオとアマテラスの誓約で生まれた五男神の一柱
・応神天皇(おうじんてんのう):第15代天皇で八幡大神として全国の八幡宮で祀られる
【八宮神社】
・熊野杼樟日命(クマノクスビ):スサノオとアマテラスの誓約で生まれた五男神の一柱
→ 『ホツマツタヱ』という文献では、クマノ神(イザナミ)の祭主となったとされる
・素盞嗚尊(スサノオ):アマテラス・ツクヨミと並んで三貴子の一柱であり、出雲の祖神
白髭稲荷神社
八宮神社の境内社である白髭稲荷神社です。
祭神に白髭大神を祀っています。
生田裔神八社とは?
生田裔神八社(いくたえいしんはちしゃ)とは、神戸市の生田神社を囲むように点在している裔神八社のことであり、現在では八社を数字順に巡ることで厄除けを祈願する"八宮巡り"が行われているとされます。
この歴史は「神功皇后の三韓征伐」に由来するとされ、伝承によれば「神功皇后が長田・生田・広田・住吉の4社を建立した後に皇室にまつわる八社を巡拝した」ということに基づいているとされています。
なお、生田裔神八社に当たる神社は以下の通りです。
・一宮神社:田心姫命(タゴリヒメ)を祀る
・二宮神社:天忍穂耳尊(オシホミミ)・応神天皇(おうじんてんのう)を祀る
・三宮神社:湍津姫命(タギツヒメ)を祀る
・四宮神社:市杵島姫命(イチキシマヒメ)を祀る
・五宮神社:天穂日命(アメノホヒ)を祀る
・六宮神社:天津彦根命(アマツヒコネ)・応神天皇(おうじんてんのう)を祀る
・七宮神社:大己貴尊(オオナムチ)・大日霊貴命(オオヒルメムチ)・天児屋根命(アメノコヤネ)を祀る
・八宮神社:熊野杼樟日命(クマノクスヒ)・素盞嗚尊(スサノオ)を祀る
・二宮神社:天忍穂耳尊(オシホミミ)・応神天皇(おうじんてんのう)を祀る
・三宮神社:湍津姫命(タギツヒメ)を祀る
・四宮神社:市杵島姫命(イチキシマヒメ)を祀る
・五宮神社:天穂日命(アメノホヒ)を祀る
・六宮神社:天津彦根命(アマツヒコネ)・応神天皇(おうじんてんのう)を祀る
・七宮神社:大己貴尊(オオナムチ)・大日霊貴命(オオヒルメムチ)・天児屋根命(アメノコヤネ)を祀る
・八宮神社:熊野杼樟日命(クマノクスヒ)・素盞嗚尊(スサノオ)を祀る
境内の見どころ
鳥居
八宮神社の鳥居です。
社殿
八宮神社の社殿です。
料金: 無料
住所: 兵庫県神戸市中央区楠町3丁目4-13(マップ)
営業: 終日開放
交通: 西元町駅(徒歩7分)
公式サイト: http://www.hyogo-jinjacho.com/data/6301052.html
住所: 兵庫県神戸市中央区楠町3丁目4-13(マップ)
営業: 終日開放
交通: 西元町駅(徒歩7分)
公式サイト: http://www.hyogo-jinjacho.com/data/6301052.html
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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