国村神社(國村神社・櫃守大明神) [島根県]
2017/08/30
島根県出雲市にある国村神社(くにむらじんじゃ)です。
垂仁天皇の御代に創建されたと伝わる古社であり、祭神に八束水臣津努命・須佐之男命・大年之大神を祀っています。
また、『出雲国風土記』における「国村社」にも比定されています。
神社概要
由緒
社伝によれば、垂仁天皇(紀元前28年)に出雲宿祢(いずものすくね)によって創建されたと伝えられている古社であり、『出雲国風土記』の「国村社」、『延喜式神名帳』の「国村神社」に比定されています。
ちなみに、当社は「薗の長浜(そののながはま)」と呼ばれる海岸沿いの丘の上に鎮座しており、『出雲風土記』によれば この「薗の長浜」は、当社祭神である八束水臣津努命(ヤツカミズオミツノ)が国引きを行って出雲の国土を造る際に用いた綱であると記されています。
祭神
八束水臣津努命 |
国村神社の祭神は以下の通りです(諸説ある)。
【主祭神】
・八束水臣津努命(ヤツカミズオミツノ):『出雲国風土記』の「国引き神話」に登場し、出雲の国土を造ったとされる
→ 『古事記』における淤美豆奴神(オミズヌ)に比定される
→ 『出雲国風土記』のほか、志摩などの民話にも登場し、巨人であったとされている
【配祀神】
・須佐之男命(スサノオ):三貴子の一柱で出雲の祖神(天照大神の弟神に当たる)
・大年之大神(オオトシノオオカミ):スサノオの子神で、『古事記』によればオオヤマクイの父神に当たる
【各文献の祭神】
・神門郡久村神社萬指出帳:素盞嗚尊(スサノオ)
・出雲國式社考:大穴持大神(オオアナモチ・オオナムチ)
・八束水臣津努命(ヤツカミズオミツノ):『出雲国風土記』の「国引き神話」に登場し、出雲の国土を造ったとされる
→ 『古事記』における淤美豆奴神(オミズヌ)に比定される
→ 『出雲国風土記』のほか、志摩などの民話にも登場し、巨人であったとされている
【配祀神】
・須佐之男命(スサノオ):三貴子の一柱で出雲の祖神(天照大神の弟神に当たる)
・大年之大神(オオトシノオオカミ):スサノオの子神で、『古事記』によればオオヤマクイの父神に当たる
【各文献の祭神】
・神門郡久村神社萬指出帳:素盞嗚尊(スサノオ)
・出雲國式社考:大穴持大神(オオアナモチ・オオナムチ)
境内社
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国村神社の境内社は以下の通りです。
・秋葉社
・天満宮
・掘神社
・稲荷社
・風之宮
・仮宮社
・忠魂碑
・不詳社2社
・天満宮
・掘神社
・稲荷社
・風之宮
・仮宮社
・忠魂碑
・不詳社2社
境内の見どころ
一の鳥居
国村神社の一の鳥居です。
ニの鳥居
国村神社のニの鳥居です。
参道の祠
国村神社の参道の左右には祠が設けられています。
拝殿
国村神社の拝殿です。
本殿
国村神社の本殿です。
拝殿の絵画
国村神社の拝殿には「白髪で鼻の高い人物」の絵画が掲げられています(拝殿内には長業神と書かれている)。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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