真名井神社(眞名井神社) [島根県]
2017/09/25
島根県松江市にある真名井神社(まないじんじゃ)です。
『出雲国風土記』の「久真名井社」に比定される古社であり、祭神に伊弉諾尊・天津彦根命を祀っています。
また、六社参りで知られる意宇六社の一社にも数えられています。
神社概要
由緒
案内板によれば、当社は『出雲国風土記』の「真名井社」、『延喜式神名帳』の「真名井神社」と名を載せる古社であり、祭神に伊弉諾尊(イザナギ)、天津彦根命(アマツヒコネ、山代直の祖)を祀っているとされます。
また、wikipediaによれば 当社は天和3年(1683年)の『出雲風土記鈔』には「伊弉奈枳社」、享保2年(1717年)の『雲陽誌』には「伊弉諾社」と記載され、江戸時代までは「伊弉諾社」と呼ばれており、明治に入ってから「真名井神社」と改称されたそうです。
なお、当社の東方に「真名井の滝」と呼ばれる滝があり、『雲陽誌』では この滝の近くにあった「真名井荒神」を風土記の真名井社に比定しているとされます。また、天和年間には真名井の滝の辺りに真名井神社と称する小社があり、天和から享保までの間に伊弉諾社の境内に遷ったと云われており、現・境内社の末那爲神社も元は真名井の滝の辺りにあったと云われることから、末那爲神社が風土記の真名井社であるとも言われているようです。
ちなみに、真名井の滝の水は古来より出雲国造の神火相続式や新嘗祭の際に用いられた神水であるとされ、昭和初期より酒造り用の醸造水として郷里の地酒造りに用いられているとされています。
なお、案内板による説明は以下の通りです。
【真名井神社】
社殿は本殿、中門、拝殿、境内社から成る。本殿は大社造り檜皮葺きで周囲に透塀をめぐらす。祭神は伊弉諾尊、天津彦根命(山代直の祖)当社は出雲風土記にいう「真名井社」 延喜式に記す「真名井神社」で、古い歴史をもつ意宇六社の一社である。
背後の山は神名樋山(かんなびやま)で出雲国内四神名樋山の一つで東南麓に真名井の滝を存す。中~近世は「伊弉諾社」として知られていたが明治以後は旧号に復し村社に列せられていた。
現本殿は、寛文2年(1662年)の軸立で、内殿は正面に向かっている。殿内には彩色絵がある。拝殿は昭和9年に新築された土間床の造り。境内社には末那為神社(まないじんじゃ、向かって右)児守神社(向かって左)宍道若宮社、山代神社、荒神社合祀してある。なお神紋は二重の亀甲に「有」の字、祭日は10月17日である。
社殿は本殿、中門、拝殿、境内社から成る。本殿は大社造り檜皮葺きで周囲に透塀をめぐらす。祭神は伊弉諾尊、天津彦根命(山代直の祖)当社は出雲風土記にいう「真名井社」 延喜式に記す「真名井神社」で、古い歴史をもつ意宇六社の一社である。
背後の山は神名樋山(かんなびやま)で出雲国内四神名樋山の一つで東南麓に真名井の滝を存す。中~近世は「伊弉諾社」として知られていたが明治以後は旧号に復し村社に列せられていた。
現本殿は、寛文2年(1662年)の軸立で、内殿は正面に向かっている。殿内には彩色絵がある。拝殿は昭和9年に新築された土間床の造り。境内社には末那為神社(まないじんじゃ、向かって右)児守神社(向かって左)宍道若宮社、山代神社、荒神社合祀してある。なお神紋は二重の亀甲に「有」の字、祭日は10月17日である。
祭神
真名井神社の祭神は以下の通りです。
・伊弉諾尊(イザナギ):『記紀』において国産み・神産みの男神とされる
・天津彦根命(アマツヒコネ):スサノオとアマテラスの誓約によって生まれた五男三女神の一柱(男神)
→ 山代直の祖とされる
・天津彦根命(アマツヒコネ):スサノオとアマテラスの誓約によって生まれた五男三女神の一柱(男神)
→ 山代直の祖とされる
境内社
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真名井神社の境内社は以下の通りです。
・末那爲神社:倉稲魂神を祀る
・児守神社
→ 宍道若宮社・山代神社・荒神社を合祀
・不詳社
・児守神社
→ 宍道若宮社・山代神社・荒神社を合祀
・不詳社
境内の見どころ
狛犬
真名井神社の狛犬です。
鳥居
真名井神社の鳥居です。
石段
真名井神社の石段です。
神楽殿
真名井神社の神楽殿です。
拝殿
真名井神社の拝殿です。
本殿
真名井神社の本殿です。
寛文2年(1662年)に建立されたものとされています。
神紋
真名井神社の神紋は「二重亀甲に有」となっています。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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