稲佐の浜(弁天岩) [島根県]
2017/10/12
島根県出雲市にある稲佐の浜(いなさのはま)です。
日本神話にゆかりのある海岸で、波打ち際に鎮座する弁天島には豊玉毘古命が祀られています。
概要
由緒
案内板によれば、稲佐の浜は日本神話ゆかりの地であり、『古事記』においては「伊那佐之小浜」という名で登場し、国譲りの交渉が行われた場所であると記されています。
また、夏場には海水浴場として人気を集めており、毎年の旧暦10月10日に行われる出雲大社の神在祭では、その冒頭の「神迎え神事」の祭場となっているとされています。
なお、案内板による説明は以下の通りです。
【稲佐の浜】
稲佐の浜は、古くから出雲神話の舞台として有名であり、その神話を伝える『古事記』にも「伊那佐之小浜」という名で登場し、ここで国譲りの話し合いが行われたことが書かれています。
現在も旧暦10月10日には ここで「神迎え神事」が行われます。また、この浜は明治21年に県下で最初に開設された海水浴場でもあり、今も夏のシーズンになると多くの海水浴客で賑わいます。
稲佐の浜は、古くから出雲神話の舞台として有名であり、その神話を伝える『古事記』にも「伊那佐之小浜」という名で登場し、ここで国譲りの話し合いが行われたことが書かれています。
現在も旧暦10月10日には ここで「神迎え神事」が行われます。また、この浜は明治21年に県下で最初に開設された海水浴場でもあり、今も夏のシーズンになると多くの海水浴客で賑わいます。
祭神
稲佐の浜にある弁天島の祭神は以下の通りです。
・豊玉毘古命(トヨタマヒコ):海の神とされる
→ 『記紀』ではワダツミ(綿津見大神・少童命・海神)とも呼ばれ、トヨタマヒメの父神とされる
※かつては弁財天を祀っていたとされる
→ 『記紀』ではワダツミ(綿津見大神・少童命・海神)とも呼ばれ、トヨタマヒメの父神とされる
※かつては弁財天を祀っていたとされる
周辺の見どころ
稲佐の浜
稲佐の浜の様子です。
海岸は長浜海岸と呼ばれており、巨大な岩が見どころとなっています。
また、この海岸は古くは薗の長浜(そののながはま)とも呼ばれ、国引きの時に島を結ぶ綱になったとされています。
弁天島
稲佐の浜にある弁天島(べんてんじま)です。
地元では「弁天さん」と呼ばれているとされ、島の前まで歩いていくことができます。
また、幕末まで弁財天を祀っており、明治以降は豊玉毘古命を祀るようになったそうです。
国譲りのレリーフ
稲佐の浜は日本神話の国譲り交渉が行われた場所と云われており、駐車場には巨大なレリーフが設置されています。
なお、稲佐の浜の駐車場は、弁天島より北の方にあります。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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