櫛色神社(櫛色天蘿箇彦命神社) [島根県]
2017/11/29
島根県浜田市久代町にある櫛色神社(くしろじんじゃ)です。
延喜式内社として歴史的に重要とされる古社であり、祭神に石見国にゆかりのある櫛色天蘿箇彦命を祀っています。
神社概要
由緒
由緒書によれば、創建年代は不詳とされるものの、平安時代には延喜式の石見国34座の内の一座に数えられた延喜式内社であり、歴史的に重要な古社であるとされます。
また、神社本庁の資料によれば、元は大字久代字稲葉に鎮座していたとされ、櫛色族の祖・天足彦国押人命の御子神である彦竟邪都命(櫛色天蘿箇彦命)を主祭神として祀っており、益田市の久城賀姫命神社(櫛代賀姫神社)と関係が深いそうです。
近代には、明治5年(1872年)に村社となり、大正10年(1921年)に現在地に遷座し、昭和28年(1953年)に神社本庁に属する神社となって現在に至るとされています(神社本庁の資料によれば、明治44年に大年神・御年神を祀る大年神社を合祀したとも)。
なお、由緒書による説明は以下の通りです。
【由緒】
当社は延喜5年制定の延喜式神名帳に登載せられてある延喜式内社 石見国34座の内の一座である。
主祭神・彦竟邪都命は古代石見地方に栄えた櫛色族の祖・天足彦国押人命の後裔であって、歴史的名社である。
社地は元稲葉の地にあったが大正10年に現地に遷した。
明治5年 村社に列格、昭和28年9月30日 宗教法人神社本庁に従属して現在に至る。
当社は延喜5年制定の延喜式神名帳に登載せられてある延喜式内社 石見国34座の内の一座である。
主祭神・彦竟邪都命は古代石見地方に栄えた櫛色族の祖・天足彦国押人命の後裔であって、歴史的名社である。
社地は元稲葉の地にあったが大正10年に現地に遷した。
明治5年 村社に列格、昭和28年9月30日 宗教法人神社本庁に従属して現在に至る。
祭神
櫛色神社の祭神は以下の通りです。
【主祭神】
・櫛色天蘿箇彦命(クシロアメノコケツヒコ):櫛色族の祖・天足彦国押人命の御子神
→ 由緒書には彦竟邪都命住吉大神とある
【配祀神】
・大年大神(オオトシノカミ):スサノオの子神で、『古事記』によればオオヤマクイの父神に当たる
・御年神(ミトシノカミ):大年神の子神であり、穀物神とされる
・櫛色天蘿箇彦命(クシロアメノコケツヒコ):櫛色族の祖・天足彦国押人命の御子神
→ 由緒書には彦竟邪都命住吉大神とある
【配祀神】
・大年大神(オオトシノカミ):スサノオの子神で、『古事記』によればオオヤマクイの父神に当たる
・御年神(ミトシノカミ):大年神の子神であり、穀物神とされる
境内社
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櫛色神社の境内社は以下の通りです。
・恵比須神社
・大元神社
・大元神社
境内の見どころ
鳥居
櫛色神社の鳥居です。
拝殿
櫛色神社の拝殿です。
本殿
櫛色神社の本殿です。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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