歯神社 [大阪府]
2017/12/16
大阪市北区にある歯神社(はじんじゃ)です。
洪水被害を歯止めしたと伝わる神社で、現在は綱敷天神社の境内飛地末社となっています。
また、歯の健康にも御利益があるとされ、歯に関わる仕事をしている人々の信仰を集めているそうです。
神社概要
由緒
公式HPによれば、数百年前に梅田一帯が大洪水に遭った際、地元の人が祀っていた稲荷神の御神体である巨石(現在の本殿地中に鎮座)が水流に歯止めをかけて水没を防いだことから、歯止めの神として信仰されるようになったとされます。
この後、「歯止め」という語が転じて「歯痛止め」に御利益があると言われるようになり、そのうち歯神社と呼ばれるようになったそうです。
明治になると、地元民だけで祀っていた歯神社を正式な神社とするため、綱敷天神社(神山町)の境内飛地末社として祀るようになったとされます。
また、戦時中には空襲で梅田周辺が焼けてしまったにも関わらず、当社は被災しなかったことから「戦火を歯止めした」とも言われているそうです。
なお、由緒書による説明は以下の通りです。
【歯神社 由緒】
当社は綱敷天神社 末社であり、もとは農耕神として祀られ、淀川の決壊を この付近で歯止めされたことから「歯神社」として崇拝され、近世に至っては歯の神と呼ばれ、歯痛によく効く神様として篤い信仰がある。
当社は綱敷天神社 末社であり、もとは農耕神として祀られ、淀川の決壊を この付近で歯止めされたことから「歯神社」として崇拝され、近世に至っては歯の神と呼ばれ、歯痛によく効く神様として篤い信仰がある。
祭神
歯神社の祭神は以下の通りです。
・歯神大神(はがみさん):歯全般の神とされ、現在はウカノミタマ(稲荷神)として祀られている
→ 宇賀御魂神(ウカノミタマ):稲荷神であり、スサノオの御子神とされる
→ 宇賀御魂神(ウカノミタマ):稲荷神であり、スサノオの御子神とされる
境内の見どころ
鳥居
歯神社の鳥居です。
社殿
歯神社の社殿です。
地中には洪水を歯止めしたとされる石(御神体)が埋まっているとされます。
なで石
歯神社のなで石です。
撫でると歯痛が和らぐと言われています。
神木
歯神社の神木です。
スポンサーリンク
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
スポンサーリンク
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿