佐奈部神社 [大阪府]
2017/12/18
大阪府茨木市にある佐奈部神社(さなべじんじゃ)です。
鎮座地付近の氏神であり、祭神に春日大神・応神天皇を祀っています。
神社概要
由緒
wikipediaによれば、中世の水害や兵乱によって資料は残っておらず、摂津国島下郡水尾郷の水尾・堂・小路・内瀬・真砂の5ケ村の氏神ということが分かっているとされます。また、「佐奈部」とは稲・麦を打ち落とす佐奈という農具を制作する部民のことであり、佐奈部神社の「サナ」は祭祀に使われた金属製の鈴である鐸(サナキ)を指すとされています。
この他にも茨木市の葦分神社は「アシ(砂鉄)」・溝咋神社は「タタラ」・福井新屋神社は「カナクソ」に関連し、近隣には北山の銅山・粟生の銀山があり、また 佐和良義神社には迦具土神(カグツチ)・主原神社(茨木神社に合祀)には金山彦(カナヤマヒコ)という火や金属にまつわる神を祀っていることから、当地には一つの古代鍛冶集団が居住していたことが想定されているそうです。
祭神
佐奈部神社の祭神は以下の通りです。
・春日大神(かすがのおおかみ):武甕槌命・経津主命・天児屋根命・比売神(春日大社の祭神)を指す
→ 武甕槌命(タケミカヅチ):「国譲り神話」において出雲の大国主と交渉し、国譲りを成した神
→ 経津主命(フツヌシ):「国譲り神話」においてタケミカヅチと共に国譲り交渉した神
→ 天児屋根命(アメノコヤネ):「天岩戸神話」において祝詞を上げ、フトダマと共に鏡を差し出した神
→ 比売神(ヒメガミ):アメノコヤネの妃神
・応神天皇(おうじんてんのう):第15代天皇であり、八幡神として全国の八幡宮などで祀られる
→ 武甕槌命(タケミカヅチ):「国譲り神話」において出雲の大国主と交渉し、国譲りを成した神
→ 経津主命(フツヌシ):「国譲り神話」においてタケミカヅチと共に国譲り交渉した神
→ 天児屋根命(アメノコヤネ):「天岩戸神話」において祝詞を上げ、フトダマと共に鏡を差し出した神
→ 比売神(ヒメガミ):アメノコヤネの妃神
・応神天皇(おうじんてんのう):第15代天皇であり、八幡神として全国の八幡宮などで祀られる
境内社
佐奈部神社の境内社は以下の通りです。
・素盞鳴尊神社:素盞鳴尊を祀る
・猿田彦神社:猿田彦大神を祀る
・金毘羅神社:大物主命を祀る
・稲荷神社:倉稲魂尊を祀る
・天満宮:菅原道真を祀る
・猿田彦神社:猿田彦大神を祀る
・金毘羅神社:大物主命を祀る
・稲荷神社:倉稲魂尊を祀る
・天満宮:菅原道真を祀る
境内の見どころ
鳥居
佐奈部神社の鳥居です。
境内
佐奈部神社の境内の様子です。
拝殿
佐奈部神社の拝殿です。
本殿
佐奈部神社の本殿です。
佐奈部農業資料館
佐奈部神社の境内にある佐奈部農業資料館です。
内部では、農具や資料などの展示が行われています。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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