琴ケ浜(鳴砂で有名な海岸) [島根県]
2017/12/04
島根県大田市にある琴ヶ浜(ことがはま)です。
鳴り砂(鳴き砂)で有名な海岸であり、日本の音風景百選・渚百選・日本三大鳴砂の一つにも選ばれています。
なお、海水浴場としても知られており、夏場には多くの海水浴客で賑わっています。
琴ヶ浜の概要
琴ヶ浜について
琴ヶ浜(ことがはま)は島根県大田市仁摩町にある延長1.6Kmの海岸であり、踏むと音の鳴る"鳴り砂(鳴き砂)"で有名です。
日本の音風景百選と渚百選に選ばれており、西の港は石見銀山の積出港である鞆ヶ浦(世界遺産の一部)になっています。
なお、海岸自体は海水浴場となっており、夏場は多くの海水浴客で賑わいます。
鳴き砂(鳴り砂)
鳴き砂(なきすな)とは踏み歩くとキュッと音の鳴る砂のことです。
ウィキペディアによれば 石英粒を多く含む砂が急激な砂層の動きによって表面摩擦を起こし音を出す現象とされています。
この現象は世界中で見られ、国内では琴ヶ浜をはじめ十八鳴浜(宮城)・琴ヶ浜(石川)・琴引浜(京都)が有名です。
ウィキペディアには鳴き砂の音源があり、琴ヶ浜や鳴き砂のページで聴くことができます(参考サイト参照)。
また、地域によって呼び方が異なり、琴ヶ浜においては鳴り砂(なりすな)と呼ばれています。
案内板によれば、琴ヶ浜は日本三大鳴砂の一つに数えられているそうです(他がどこなのかは不明)。
なお、案内板では鳴砂について以下のように説明されています。
・波打ち際のかわいた砂が鳴ります。
・足をこするように歩いたり、手ではらってもキュッ・キュッと鳴ります
・雨の日や湿っている時は鳴りません
※環境保護上、砂の持ち帰りは禁止されている
・足をこするように歩いたり、手ではらってもキュッ・キュッと鳴ります
・雨の日や湿っている時は鳴りません
※環境保護上、砂の持ち帰りは禁止されている
参考サイト:琴ヶ浜(ウィキペディア)、鳴き砂(ウィキペディア)
琴姫伝説
琴ヶ浜は、当地に残る「琴姫伝説」に由来して この名で呼ばれるようになったとされています。
その伝説は以下の通りです。
【琴姫伝説】
むかし、源平の戦いで平家が壇の浦に敗れた春のこと。ただ一人、小舟に見を託して逃げ延びた美しい姫が琴を抱いて気を失っていました。やっと石見の海岸に流れ着いて、村人たちの手厚い介抱に元気を取り戻した姫は、毎日 琴を奏でては、村人たちの心を慰めていました。
ところがある日、突然この世を去ってしまいました。敬愛していた姫の死に村人たちは嘆き悲しみ、浜の見える丘に姫をねんごろに葬りました。すると、次の日からあたかも琴を奏でるような美しい音色で浜が鳴り始めました。
これは、きっと姫の魂が この浜に留まって村人たちを励ましてくれているのでは…馬路の人々のやさしさを象徴する言い伝えとなり、この浜を琴ヶ浜と呼ぶようになりました。
むかし、源平の戦いで平家が壇の浦に敗れた春のこと。ただ一人、小舟に見を託して逃げ延びた美しい姫が琴を抱いて気を失っていました。やっと石見の海岸に流れ着いて、村人たちの手厚い介抱に元気を取り戻した姫は、毎日 琴を奏でては、村人たちの心を慰めていました。
ところがある日、突然この世を去ってしまいました。敬愛していた姫の死に村人たちは嘆き悲しみ、浜の見える丘に姫をねんごろに葬りました。すると、次の日からあたかも琴を奏でるような美しい音色で浜が鳴り始めました。
これは、きっと姫の魂が この浜に留まって村人たちを励ましてくれているのでは…馬路の人々のやさしさを象徴する言い伝えとなり、この浜を琴ヶ浜と呼ぶようになりました。
畳ヶ浦の見どころ
浜辺の様子
琴ヶ浜の浜辺の様子です。
美しい砂浜と青い海が見える比較的キレイな海岸となっています。
なお、海水浴場にもなっているため、シャワー室や海の家もあります。
鳴り砂
琴ヶ浜の鳴り砂です。
乾いた砂の上を歩くとキュッという音が鳴ります(濡れた砂は鳴らない)。
なお、ウィキペディアには鳴砂の音源があります。
琴姫の碑
琴ヶ浜にある琴姫の碑です。
琴姫伝説の主人公である琴姫が祀られています。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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