兜神社 [東京都]
2015/12/15
東京都中央区日本橋兜町にある兜神社(かぶとじんじゃ)です。
東京証券取引所の付近に位置しており、証券界の守護神として崇敬を集めているとされています。
また、平安時代の「平将門の乱」にまつわる伝説もあることから、将門公ゆかりの神社としても知られています。
平将門についてはこちらの記事を参照:【平将門とは?】
由緒
由緒書によれば、明治11年(1878年)に兜町に東京株式取引所(東京証券取引所の前身)が設立される際、取引所の鎮守として商業神・倉稲魂命(ウカノミタマ、稲荷神)を祀ったことに始まるとされ、創建以来、取引所関係者の信仰象徴となったとされています。
伝説(兜町の由来)
兜神社の鎮座する「兜町」という地名は「平安時代の平将門の乱で、将門公を討ち取った藤原秀郷(俵藤太)が京都へ向かう際、将門公の首から落ちた兜を埋めて塚を築いた」という伝説に由来するとされています。
そのため、境内には伝説に因むとされる「兜岩」が安置されています。
また、「源頼義が奥州征伐の途中で暴風雨に遭ったため、海に鎧を投げ込んで竜神に祈願をすると風が収まった、そのため、都へ帰る際に再びこの場所を訪れ、兜を埋めて塚を築き、竜神を祀った」という伝説に由来するという説もあるようです。
ちなみに、中央区にある「鎧橋」にちなむ伝説も「平将門」と「源頼義」に由来するものとされています。
祭神
兜神社の祭神は以下の通りです。
主祭神
・倉稲魂命(ウカノミタマ):商業の守護神として祀られる
合祀
・(右)大国主命(オオクニヌシ):商売繁盛の神として祀られる
・(左)事代主命(コトシロヌシ):同上
・倉稲魂命(ウカノミタマ):商業の守護神として祀られる
合祀
・(右)大国主命(オオクニヌシ):商売繁盛の神として祀られる
・(左)事代主命(コトシロヌシ):同上
なお、境内には兜神社の由緒を示すパンフレットが無料配布されています。
兜岩
兜神社の境内にある兜岩です。
パンフレットによれば、以下のような由来があるとされています。
・源義家が奥州征伐の際、東夷鎮定のために楓川の畔に兜を埋めて塚を築いた
・「前九年の役」の頃、源義家が東征の際に岩に兜をかけて戦勝祈願した
・藤原秀郷(表藤太)が平将門の首を取って京に向かう途中、兜に埋めて塚を築いた
・「前九年の役」の頃、源義家が東征の際に岩に兜をかけて戦勝祈願した
・藤原秀郷(表藤太)が平将門の首を取って京に向かう途中、兜に埋めて塚を築いた
料金: 無料
住所: 東京都中央区日本橋兜町1-12
営業: 終日開放、無休
交通: 日本橋駅(徒歩8分)、人形町駅(徒歩10分)
住所: 東京都中央区日本橋兜町1-12
営業: 終日開放、無休
交通: 日本橋駅(徒歩8分)、人形町駅(徒歩10分)
スポンサーリンク
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
スポンサーリンク
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿