厳島神社・池の弁天さん(京都御苑) [京都府]
2015/02/24
京都府京都市上京区の京都御苑内にある厳島神社(いつくしまじんじゃ)です。
平清盛によって兵庫県の経が島に創建された厳島神社を起源とし、後世 九条家の鎮守社となったとされています。
なお、九条池の中島に鎮座することから「池の弁天さん」という愛称で親しまれているそうです。
また、本殿前の鳥居は他に類を見ない形であることから「京都三珍鳥居」の一つに数えられています。
由緒
社伝によれば、安芸国厳島社(宮島の厳島神社)を崇敬した平清盛(たいらのきよもり)が、摂津国兵庫津に築島(経が島)を造成した際、その島に社殿を構えて厳島社を勧請し、後に清盛の母・祇園女御の霊を合祀したことに始まるとされます。
その後、室町後期に足利義晴(室町幕府第12代将軍)によって京都の細川高国邸内に遷され、江戸時代の明和8年(1771年)に公卿・九条道前(くじょうみちさき)によって邸内に移され、以来、九条家の鎮守社として崇敬されたそうです。
そして、明治に入ると九条家は東京に転宅した際、当社はそのまま残されて現在に至るとされています。
祭神
厳島神社の祭神は以下の通りです。
主祭神
・市杵島姫命(イチキシマヒメ):「日本神話」のスサノオのアマテラスの誓約で生まれた女神(宗像三女神の一)
・田心姫命(タゴリヒメ):同上
・湍津姫命(タギツヒメ):同上
※上記の三女神は厳島神社(宮島)の主祭神であり、そこから勧請されたと伝わっている
配祀
・祇園女御(ぎおんのにょうご):白河法皇の晩年の寵妃(平清盛は妹の子であり、猶子にしたとされる)
・市杵島姫命(イチキシマヒメ):「日本神話」のスサノオのアマテラスの誓約で生まれた女神(宗像三女神の一)
・田心姫命(タゴリヒメ):同上
・湍津姫命(タギツヒメ):同上
※上記の三女神は厳島神社(宮島)の主祭神であり、そこから勧請されたと伝わっている
配祀
・祇園女御(ぎおんのにょうご):白河法皇の晩年の寵妃(平清盛は妹の子であり、猶子にしたとされる)
唐破風鳥居
厳島神社の唐破風鳥居(からはふとりい)です。
笠木の部分が唐破風のように曲がっていることが特徴であり、京都三珍鳥居※の一つに数えられています。
※京都三珍鳥居:厳島神社の他、北野天満宮の伴氏社の石鳥居、蚕の社の三柱鳥居が挙げられる
本殿
厳島神社の本殿です。
「辨財天」という扁額が掛けられており、弁財天や白蛇の絵馬が飾られています。
九条池
厳島神社の前に広がる九条池です。
高倉橋
厳島神社の高倉橋です。
九条池に架けられた長さ43m、幅3.3mの石橋であり、明治15年(1882年)に架けられたものとされています。
料金: 参拝無料
住所: 京都府京都市上京区京都御苑6
営業: 終日開放、無休
交通: 丸太町駅(徒歩5分)
住所: 京都府京都市上京区京都御苑6
営業: 終日開放、無休
交通: 丸太町駅(徒歩5分)
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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