人文研究見聞録:名古屋城

愛知県名古屋市にある名古屋城(なごやじょう)です。名古屋を代表する文化財である名古屋城には、「名城」、「金鯱城」、「金城」などの異名もあります。


名古屋城は、織田信長誕生の城とされる今川氏・織田氏の那古野城(なごやじょう)の跡周辺に、徳川家康が九男義直(よしなお)のために天下普請(てんかぶしん)※1によって築城したとされ、以降は徳川御三家の一つでもある尾張徳川家17代の居城として明治まで利用されたそうです。

天守の見どころとしては、金鯱(金のシャチホコ)が有名です。そのほか城内には、歴史資料をはじめ、刀・鎧兜・火縄銃などの武器・武具類が多数展示されています。また、外周の無料区域からは、清正石(きよまさいし)やシカの住みついた空堀(からほり)を見ることができます。


料金: 大人500円 中学生以下無料
住所: 愛知県名古屋市中区本丸1-1
営業: 9:00~16:00、年末年始休館(12/29~1/1)
交通: 市役所駅(徒歩5分)

公式サイト: http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/


※1 天下普請(てんかぶしん):江戸幕府が全国の諸大名に命令し、行わせた土木工事のこと。
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。