人文研究見聞録:上知我麻神社 [愛知県]

愛知県名古屋市熱田区にある上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)です。

熱田神宮の摂社であり、熱田の地主神を祀る神社として主祭神に尾張国造である乎止與命を祀っています。

また、「知恵の文殊様」とも呼ばれ、知恵授けの神社として尊崇を集めています。

加えて、両脇の末社では大国主(大黒様)と事代主(恵比寿様)を祀っており、商売繁盛の神社としても知られています。

そのため、毎年1月5日には「初えびす」では、一番札を授かろうとする人々で大変賑わうそうです。

熱田神宮についてはこちらの記事を参照:【熱田神宮】


由緒

創建は不詳とされるものの、熱田の地主神を祀る社として古くからあったとされ、平安期に編纂された『延喜式』にも名を列する延喜式内社であるとされています。なお、中世以降は俗に源太夫社とも称されたそうです。

また、かつては第一鳥居の南300mに位置する熱田の市場町に鎮座していたとされますが、昭和24年12月2日に道路区域整備によって現在地に遷され、同月31日に遷座祭を執行し、さらに昭和40年12月に現本殿が竣工したとされています。

そして、現在では熱田神宮の相殿神・宮簀媛命(みやすひめ)の父・乎止與命(おとよ)を祀る神社として、熱田神宮の摂社に位置付けられています(熱田の古記録では尾張国造であった乎止與命の故事を伝えているとされる)。

また、本社の脇に大国主社(大黒様)と事代主社(恵比寿様)を祀ることから「えびすさま」と呼ばれて親しまれており、そのほかにも「知恵の文殊さま」とも呼ばれ、古くから知恵の神様として崇敬する人が多いとも云われています。

祭神


主祭神

・乎止與命(おとよのみこと):尾張国造であり、日本武尊の妻・宮簀媛命の父

末社・大国主社

・大国主(オオクニヌシ):国造りの神であり、「大黒様」と習合して商売繁盛の神として祀られる

末社・事代主社

・事代主(コトシロヌシ):大国主の子であり、「恵比寿様」と習合して商売繁盛の神として祀られる

料金: 無料
住所: 愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1(マップ
営業: 終日開放
交通: 伝馬町駅(徒歩5分)、神宮前駅(徒歩9分)

公式サイト: http://www.atsutajingu.or.jp/
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。