人文研究見聞録:いたすけ古墳 [大阪府]

大阪府堺市北区百舌鳥本町にある いたすけ古墳です。

国の史跡に指定される前方後円墳であり、百舌鳥古墳群を構成する古墳の1つになっています。


概要

人文研究見聞録:いたすけ古墳 [大阪府]

いたすけ古墳は、百舌鳥古墳群のほぼ中央に位置する前方後円墳であり、墳丘は3段に築かれ、南側に造り出しがあり、周濠の南側には大規模な堤が築かれています(被葬者や副葬品は不明)。

なお、昭和30年(1955年)に住宅造成のため破壊されそうになったとされますが、市民運動によって保存されたそうです。そして、その際に後円部から出土した衝角付冑の埴輪は堺市の文化財保護のシンボルマークになっているとされています。

いたすけ古墳のスペック

人文研究見聞録:いたすけ古墳 [大阪府]

いたすけ古墳のスペックは以下の通りです。

・墳丘長:約146メートル
・後円部直径:約90メートル
・後円部高さ:約12.2メートル
・前方部幅:約99メートル
・前方部高さ:約11.4メートル

いたすけ古墳のタヌキ

人文研究見聞録:いたすけ古墳 [大阪府]

いたすけ古墳には野生のタヌキが生息しており、稀に見かけることができるそうです。

料金: 無料
住所: 大阪府堺市北区百舌鳥本町3丁
交通: 百舌鳥駅(徒歩10分)

公式サイト: http://www.city.sakai.lg.jp/kanko/rekishi/dkofun/database/itasuke.html
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。