人文研究見聞録:難波神社 [大阪府]

大阪市中央区にある難波神社(なんばじんじゃ)です。

反正天皇の時代に創建された古社であり、祭神に仁徳天皇・素戔嗚尊を祀っています。


由緒

人文研究見聞録:難波神社 [大阪府]

由緒書によれば、第18代反正天皇が河内国の丹比(大阪府松原市)の柴籬宮(しばがきのみや)に遷都した際、父・仁徳天皇を祭神として創建したことに始まるとされます。

その後、天慶6年(943年)に第61代朱雀天皇の命令によって大江の坂平野(天王寺区上本町周辺)に遷座し、さらに豊臣秀吉が大阪城を築城した後の慶長2年(1597年)に当地に遷座したそうです。

なお、第二次世界大戦の大阪空襲によって全焼したため 一時 仮宮になっており、昭和49年(1974年)に再建されて現在に至るとされています。

祭神

難波神社の祭神は以下の通りです。

主祭神

・仁徳天皇(にんとくてんのう):第16代天皇

配祀

・素盞嗚尊(スサノオ):三貴子の一柱であり、出雲の祖神

境内社

人文研究見聞録:難波神社 [大阪府]
博労稲荷神社
人文研究見聞録:難波神社 [大阪府]
金刀比羅神社
人文研究見聞録:難波神社 [大阪府]
十四柱相殿神社

難波神社の境内社は以下の通りです。

【摂社】

・博労稲荷神社

【末社】

・金刀比羅神社
・十四柱相殿神社

料金: 無料
住所: 大阪府大阪市中央区博労町4丁目1番3号(マップ
営業: 終日開放、無休
交通: 心斎橋駅、本町駅(徒歩5分)

公式サイト: http://www.nanba-jinja.or.jp/index.html
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。