神南備神社(龍田大社) [奈良県]
2015/09/07
奈良県生駒郡三郷町にある神南備神社(かんなびじんじゃ)です。
同町にある龍田大社の末社であり、神奈備神、坂根天神、今井天神を祀っている神社とされています。
由緒
案内板では以下のように説明されています。
神奈備神社
神奈備神社は龍田大社の末社で、神奈備とは神様が住む森という意味である。神南備、神名備、甘南備、神名火などの文字が使われているが、どれも「かむなび」と読む。山が平地に接する端山にある。
各地にある神奈備で詠まれた万葉歌は二十二首あり、当地立野の神奈備も、三輪・飛鳥と共に有名で数首の歌が詠まれている。
神奈備神社は龍田大社の末社で、神奈備とは神様が住む森という意味である。神南備、神名備、甘南備、神名火などの文字が使われているが、どれも「かむなび」と読む。山が平地に接する端山にある。
各地にある神奈備で詠まれた万葉歌は二十二首あり、当地立野の神奈備も、三輪・飛鳥と共に有名で数首の歌が詠まれている。
祭神
神奈備神社の祭神は以下の通りです。
・神奈備神
・坂根天神
・今井天神
・坂根天神
・今井天神
神奈備とは?
神奈備(かんなび)とは「神が住む森」という意味であり、神南備、神名備、甘南備、神名火などと表記されています。奈良県においては「三輪」や「飛鳥」が有名な神奈備とされています。
また、歌集『万葉集』には、この神奈備を詠んだ歌が22首あるとされています。
神奈備にちなんだ歌
・神奈備の 伊波瀬(いはせ)の杜(もり)の 喚子鳥(よぶこどり) いたくな鳴きそ 吾が恋まさる <鏡 王女>
・神名火の 磐瀬(いはせ)の杜の 霍公鳥(ほととぎす) 毛無しの岳(おか)に 何時か来鳴かむ <志貴皇子>
・神名火に 神籬(ひもろぎ)立てて 齎(いは)へども 人の心は 守り敢(あ)へぬもの <作者未詳>
・神奈備の 伊波瀬(いはせ)の杜(もり)の 喚子鳥(よぶこどり) いたくな鳴きそ 吾が恋まさる <鏡 王女>
・神名火の 磐瀬(いはせ)の杜の 霍公鳥(ほととぎす) 毛無しの岳(おか)に 何時か来鳴かむ <志貴皇子>
・神名火に 神籬(ひもろぎ)立てて 齎(いは)へども 人の心は 守り敢(あ)へぬもの <作者未詳>
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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