【当サイトについて】

・当ブログは「人文研究見聞録(じんぶんけんきゅうけんぶんろく)」と言います。
・このブログでは、著者が実際に見た・体験した「日本」についての記事を書いています。
・その他にも「日本神話」の独自研究についての記事なども書いています。
・サイト内のコンテンツについては、上部のメニューバーおよびサイト右側に配置したメニューを参照してください

2015年9月9日水曜日

綱越神社(おんぱらさん) [奈良県]

人文研究見聞録:綱越神社(おんぱらさん) [奈良県]

奈良県桜井市三輪にある綱越神社(つなこしじんじゃ)です。

大神神社の摂社であり、祭神に「祓(はらえ)」を司る「祓戸の大神(はらえどのおおかみ)」を祀っています。

※祓(はらえ):罪や穢れ、災厄などの不浄を心身から取り除くための神事を指す


神社概要

由緒

由緒書によれば、当社は『延喜式神名帳』にも名を列する古社であり、旧6月晦日には大祓「夏越祓(なごしのはらえ)」が行われることから夏越の社(なごしのやしろ)とも呼ばれていたとされます。

また、社名の綱越(つなこし)は この夏越が訛ったものとされ、現在では毎年7月30、31日に無病息災を祈願する御祓祭(おんぱらまつり)が盛大に行われることで知られています。

なお、由緒書による説明は以下の通りです。

大神神社の参道入口に位置し、「祓戸の大神」を祀る延喜式内社であります。

夏越の社(なごしのやしろ)とも言われ、旧六月晦日の大祓「夏越祓(なごしのはらえ)」が厳粛に行われる古社として広く世に知られ、社名の綱越(つなこし)は この夏越から転訛したといわれます。

本社の最も大切な「卯の日神事」つまり例祭である大神祭(おおみわさい)の奉仕に先立ち、その前日に神主以下奉仕員が初瀬川で禊の後 当社において祓の儀を受けて、初めて本社の神事に携わる事が出来ました。

現在は7月30、31日の両日に御祓祭(おんぱらまつり)が盛大に執り行われ、特設の茅輪(ちのわ)をくぐり、無病息災を祈る人で賑わいます。

祭神

綱越神社の祭神は以下の通りです。

・祓戸大神(はらえどのおおかみ):神道において祓を司どる神とされる(祓戸四神とも呼ばれ、以下の神を指すとされる)
 → 瀬織津姫神(セオリツヒメ):諸々の禍事・罪・穢れを川から海へ流す
  ⇒ 『ホツマツタヱ』においては、アマテル(天照大御神)の内宮(正室)であり、オシホミミの母とされる
 → 速秋都姫神(ハヤアキツヒメ):海の底で待ち構えていて諸々の禍事・罪・穢れを飲み込む
  ⇒ 『ホツマツタヱ』においては、アマテル(天照大御神)の典侍后(側室)であり、アマツヒコネの母とされる
 → 気吹戸主神(イブキドヌシ):速開津媛命が諸々の禍事・罪・穢れを飲み込んだのを確認して根の国・底の国に息吹を放つ
  ⇒ 『ホツマツタヱ』においては、ツキヨミ(月読尊)の子とされる
 → 速佐須良姫神(ハヤサスラヒメ):根の国・底の国に持ち込まれた諸々の禍事・罪・穢れをさすらって失う
  ⇒ 『ホツマツタヱ』においては、アマテル(天照大御神)の内侍后(側室)であり、宗像三女神の母とされる

祓戸大神(はらえどのおおかみ)とは?

人文研究見聞録:綱越神社(おんぱらさん) [奈良県]

祓戸大神(ハラエドノオオカミ)とは、神道において祓を司どる神であるとされ、その定義には複数あります。

・日本神話で黄泉から帰還したイザナギが禊(みそぎ)をしたときに生まれた神々の総称(祝詞「祓詞」)
 → 禍津日神、直毘神、少童三神、住吉三神、三貴子(天照大神・月夜見尊・素戔嗚尊)は含めない
・瀬織津比売・速開都比売・気吹戸主・速佐須良比売の四神(『延喜式』の「六月晦大祓の祝詞」)
 → 瀬織津比売(せおりつひめ):諸々の禍事・罪・穢れを川から海へ流す
 → 速開都比売(はやあきつひめ):海の底で待ち構えていてもろもろの禍事・罪・穢れを飲み込む
 → 気吹戸主(いぶきどぬし):速開津媛命が諸々の禍事・罪・穢れを飲み込んだのを確認して根の国・底の国に息吹を放つ
 → 速佐須良比売(はやさすらひめ):根の国・底の国に持ち込まれたもろもろの禍事・罪・穢れをさすらって失う

いわゆる「日本神話」に登場しない神もおり、具体的には不明な点が多いです。簡単にまとめると、神道の「祝詞」に登場する「不浄を祓う神々」であると言えると思います。

境内の見どころ

鳥居

人文研究見聞録:綱越神社(おんぱらさん) [奈良県]

綱越神社の鳥居です。

社殿

人文研究見聞録:綱越神社(おんぱらさん) [奈良県]

綱越神社の社殿です。

綱越神社の磐座

人文研究見聞録:綱越神社(おんぱらさん) [奈良県]

綱越神社の拝殿の傍には磐座(いわくら)が祀られています。

料金: 無料
住所: 奈良県桜井市三輪1172付近(マップ
営業: 終日開放
交通: 三輪駅(徒歩6分)

公式サイト: http://oomiwa.or.jp/

スポンサーリンク


0 件のコメント :

コメントを投稿